おかしな県民性

過去記事アップ第1弾 ガメラと三重県民性

今日は丁度いい機会なので書置きしてあった記事をあげたい。ガメラ一筋研究されているガメラ医師さんのために書いた「ガメラと三重県民性」だ。ガメラの舞台になった三重県と映画「小さき勇者たち〜ガメラ〜」から三重県民性を考察した少々マニアックな記事…

愛媛県 坊ちゃん好きの伊予人 後編

「なにしよん?」 「そんなんしたらいかまいが。ほやけん、いうたろがね」 伊予弁を聞いていると、なぜかのどかな雰囲気になってくる。 愛媛は道後温泉の松山は坊ちゃんの舞台として有名だが、みかん、いよかんの産地であり、キウイや真珠の産地としても有名…

愛媛県 坊ちゃん好きの伊予人 前編

NHK落語名人選 八代目 桂文楽 松山鏡・かんしゃく・景清アーティスト: 桂文楽(八代目)出版社/メーカー: ポリドール発売日: 1999/10/01メディア: CD クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見る今日紹介する古典落語の松山鏡。 実はこれ鏡を見たことがな…

決定全国47都道府県超ランキングバトル!!出身県で性格診断!?ニッポン県民性発表SP

県民性は今、はやりなのだろうか。 TBSでも県民性番組をやっていたので録画してみた(汗) 日本一見栄っ張りな県 1位秋田県 2位栃木県 3位宮崎県 4位奈良県 5位徳島県 よだぎいの宮崎県や、人のことをあまり気にしない「見ざる聞かざる言わざる」の…

高知県  おまんらー土佐人 後編

「いごっそう」とはなんぜよ? 高知県民ネットワークが作ったページには面白いことが書かれている。「いごっそう」と「はちきん」 はちゃめちゃ元気でパワフルで、お酒が大好き。日本人離れしたラテン系体質を持つ土佐人を世間ではこう呼ぶらしい。 (写真は…

高知県 おまんらー酒飲みやかの土佐人 前編

今日は河野裕さんの「よりぬき土佐落語」から冷酒の話を一席。 ティケティン♪ティン♪ 昔から「阿波の着倒れ、伊予建て倒れ、土佐はノンシで飲み倒れ」と申しますが、土佐にはどうもヤチがない酒飲みが多いそうです。土佐の旦さんと丁稚の七さん、二人の会話…

秘密のケンミンショー 47都道府県スター50人が故郷の秘密を大激白

県民性を書いている私にとっては面白い番組を見た。 「秘密のケンミンショー47都道府県スター50人が故郷の秘密を大激白」である。 宮城県民はマンボーが大好物。味はスイカと一緒!? 一大行事、山形県民は芋煮がないと生きていかれない。 ご飯は白とオ…

徳島県 踊る阿呆に見る阿呆 後編

踊る阿呆に見る阿呆♪ 同じ阿呆なら踊りゃな損損〜♪ 徳島が生んだ日本を代表するサルサ?阿波踊り。 盆踊りの原形となった400年の歴史を持つ徳島の伝統芸能でもある。 7・7・7・5調のはやし唄をバックにさらしを腹に巻いて、浴衣か法被を着て、裾をか…

徳島県 踊る阿呆に見る阿呆 前編

今日紹介するのは徳島県が出てくる上方落語「東の旅発端」阿波踊りと鳴門の渦潮のお国にはどんな落語が飛び出すのやら♪ 「賑やかな連中が通って行ったなぁ。あら、どこの奴や?」 「あれは阿波の連中さんや。」 「へぇ、アホの連中さんかい!。」(写真は【…

香川県 こんぴらシュラシュシュ香川人 後編

♪こんぴら船々 追風(おいて)に帆かけてシュラシュシュシュ♪まわれば 四国は 讃州(さんしゅう) 那珂の郡(なかのごおり)象頭山(ぞうずさん) 金毘羅大権現(だいごんげん)一度まわれば香川県民謡「金毘羅船々」 香川県民なら踊りは見たことがなくても…

番外編 信州人は豚肉がお好き

昨日、焼肉の話を書いて、思い出した話がある。 アメリカ産の輸入牛肉が再開されたが、私はアメリカ産を食べる気にはなれない。学生の頃から吉野家の牛丼にはお世話になっていたが、今では吉野家の豚丼で十分である。 もともと、信州人は牛肉より豚肉を好む…

広島県 仁義ある広島人 後編

青い空は青いままで♪あなたはこの歌を知っているだろうか? 戦争の悲惨な過去を持つ広島県。私は子供の頃「はだしのゲン」でそのことを学んだ。 だが、広島人はそんなことをおくびにも出さず明るい。 広島といえば原爆ドームの他にも宮島の大鳥居、路面電車…

広島県 仁義ある広島人 前編

今回紹介する落語はのちの安芸藩主福島正則公も出てくる豊臣秀吉公とその部下達の物語、上方落語「大閤の猿」の変形版。まずはご覧あれ♪ 太閤「これ、新左(しんざ)」 新左「ははぁ〜」 太閤「世には「へつらう」という言葉があるが、それは良きことか悪しき…

鳥取県 月の砂漠が歌える鳥取人♪後編

私の姪が、今鳥取の大学に通っている。 彼女は今時の若い子には珍しく、農業を志すため学んでいる立派な娘だ。そんな彼女がいる鳥取県を私はまだ一度も訪れたことがない。是非行ってみたい県だ。 多くの国民が、砂丘があるところとしか認識していない?鳥取…

鳥取県 月の砂漠が歌える鳥取人 前編

鳥取県で紹介する落語「鷺とり」、江戸では「雁とり」ともいう有名な古典落語である。 「まあ。こっちにお入りなさい。最近どんな仕事しているの?」 ある男が知り合いの家に行くと、近頃はどんな仕事をしているのかと尋ねられます。するとその男は「鳥とり…

島根県 神在月の島根人 後編

縁結びの神様が祭ってある出雲大社。神無月(11月)は全国の神様が全員出雲に集まり、縁結びの会議を開くという話は有名だ。 このブログを読んでいる方の中に、もしかしたら出雲大社や宍道湖は知っているが、それが島根県にあることを知らない人がいるかもし…

島根県 神在月の島根人 前編

出雲神話は『古事記』や『日本書記』に載っている神話の3分の1を占めるといわれている。 神無月(11月)は全国の神様が全員出雲に集まり、縁結びの会議を開くので、出雲以外の神社の神様が留守になってしまうからそういう呼ぶそうだ。今日はその出雲の代表…

山口県 オイデマセの山口人 後編

「あんたー、はよーいえーかぇーりさん」 沈められるとわかっていても、艦隊特攻に挑まなければならない男たち、そしてそれがわかっていても送り出さなければならない女たち。 男たち、女たちの思いをのせ、今、戦艦大和*1は旅たつ。 私は戦艦大和というと松…

山口県 オイデマセの山口人 前編

今日紹介する落語は山口に関係する「梅の花」。オチが永代橋と同じのため、パクリではと思う方もいるかもしれないが、昔からある音曲噺のひとつだそうだ。 標準語バージョン 清元節の「梅の春」 これは、天明の頃、長州のお殿様が、ご自身で詩(うた)をつけ…

福岡県 バリすごか!にありもんの福岡人 後編

ばりすごか。 この『バリ』とは東京弁で「チョー」、名古屋弁では「ドエリャー」。大阪弁では「メチャ」を意味し、福岡人はとてもという意味で「バリ」を使う。 他にも あのくさ、ここ、とっとーとばってん。(あのね。ここ取っているけど) 〜のは「と」い…

福岡県 バリすごか福岡人 前編

今日のおかしな県民性は、牛心亭無楽さまのの筑前落語、大言酎兵衛”をお伝えしたい。 標準語バージョン 熊「ふぅ〜。今日の仕事は辛かったぁ〜、てか。おい、一杯頼むぜ。芋だ、芋をロックで。」 八「おっ、熊さんじゃないか。」(写真は関係ないがラベンダ…

番外編 今日はカキ氷の日

7月25日は、"ナツゴおり"=夏氷ということで「かき氷の日」だそうだ♪ かつて史上最高の気温を記録したのが、7月25日だそうで、かき氷を食べるのにふさわしい季節と日本かき氷協会が制定したのだそうだ。 カキ氷といえば、鹿児島県の県民性で紹介したシ…

佐賀県 がばい佐賀人 後編

昨日、「武士道とは死ぬことに見つけたり」という鍋島藩独自の堅い倫理感を題材にした落語を紹介した。 一般的には佐賀人は地味ながら真面目、倫理観が高く頑固一徹なところもあり、意外に几帳面であるという。 九州の中ではあまりに真面目すぎて堅物と言わ…

佐賀県 がばい佐賀人 前編

「笑顔で生きんしゃい」 「走りんしゃい。走る地べたはタダ、道具もいらんと」 島田洋七さん原作「佐賀のがばいばあちゃん」の1節である。「がばい」とは「凄い」ということを意味する佐賀弁である。どこにでもいそうなお婆さんだが、彼女が佐賀便で話すそ…

大分県 ヨロシモーシチョクレ 後編

大分県といえば、村川絵梨さんが出演したNHKの連続小説「風のハルカ」で雄大な湯布院の自然が目に焼きついている人も多いことだろう。 大分県はそんな自然豊かな温泉の町である。(写真はデジタル楽しみ村様提供 別府地獄めぐり) 他にも大林宣彦監督の「…

番外編 都道府県民ダジャレサミット

暑い、とにかく暑い。 にもかかわらず、信州は雨が降っていた。梅雨明けはまだなのだろうか。 そんなはっきりしない天気の中、私のアンテナ登録しているブログの皆様も少しネタに困っておられるようだ。。 たとえば、k_webの独り言id:k_webさんは「新ネタが…

大分県 ヨロシモーシチョクレ 中編

では先日に引き続き吉四六さんの話から。 標準語バージョン この夜、キツネは吉四六さんにだまされたと思うと、腹が立って眠れません。 夜闇に紛れて、大勢の仲間を引き連れて、吉四六さん家の麦畑にやってきました。そこで、腹いせに隙間もないほど石ころを…

大分県 ヨロシモーシチョクレ 前編

大分県出身者なら誰でも知っている「吉四六」さん。 別に焼酎ではない。 吉四六さんは、江戸時代に実在した人物で本名を「廣田吉右衛門」という。大分では「小学校の教科書でこの民話を習う」と聞く。そこで今日はおかしな県民性はこの吉四六さんの民話を紹…

長崎県 異国情緒漂うばってん長崎人 後編

ちょっと間を置いてしまったがおかしな県民性長崎県続きから。 あぁ♪長崎は今日も雨だった。 長崎県人はこう突っ込まれるのに飽きたと思うが、この歌のヒットで(古くて知らない人も多いかも)長崎はいつも雨が降っているイメージがある。だが、実際は晴天率…

長崎県 異国情緒漂うばってん長崎人 中編

昨日に引き続き落語から。今まで方言で書いてきたが、他県の人には今ひとつ面白さが伝わらないと思う。そこで、今日から方言と標準語両方でのせてみたいと思う。 標準語バージョン 今日は旦さんの誕生日。旦さんと喜ぃさんは、いつも旦さんの家の料理をから…