大分県 ヨロシモーシチョクレ 後編

sakurasaku20052006-07-16

大分県といえば、村川絵梨さんが出演したNHKの連続小説「風のハルカ」で雄大な湯布院の自然が目に焼きついている人も多いことだろう。
大分県はそんな自然豊かな温泉の町である。(写真はデジタル楽しみ村様提供 別府地獄めぐり)
他にも大林宣彦監督の「なごり雪」や村野鐵太郎「国東物語」の舞台になっている。
九州人はみな豪放で周りに自分をアピールするため、大風呂敷を広げるような性格に見えるが、大分人はそんなことはない。個人主義的、合理主義的側面を持つのが大分人の特徴だそうだ。
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だから、自分を飾るわけでも押し付けるわけでもない。
仲良しグループ的なもたれあいや、体育会系の上下関係が嫌いと聞く。やらなければならないことを合理的に片付けて、後はのんびりしたり、楽しいことや自分のやりたいこと、趣味などに時間をかけたい。(千石涼太郎著 出身県はなぜバレるか)
そんな素敵な県民である。
彼らの県民性をよく言えば柔軟性がある、悪く言えばバラバラだという人がいる。これはもともと8つの藩や天領、さらに肥後藩熊本県)、延岡藩(宮崎県)、島原藩長崎県)の領地がまたがっていた歴史があるためである。
でも、こんなところが信州と似ていて私はなぜか親近感が持てる。おサルのたくさんいる高崎山は信州で言えばおサルが温泉につかっている地獄谷といったところだろうか。
一村一品運動でもわかるように厳しい自然環境を逆手に取り、機転の利いた商売を考えられるお国柄でもある、
こんな頭のいい彼らに「温泉で滑って転んでオオイタ県」などと寒いギャグを言ってはいけない。「大分の人は吉四六さんのようにトンチがきいて賢いですよね」が正しい大分人と接するときのマナーである。
更に別府や湯布院出身者以外に「大分っていうより、別府っていった方が世界的にも有名ですよね」なんて本当のことを言ってもいけない。ちなみに大分の県庁所在地は大分市であって別府市ではない。
県の存在自体が少々地味だからといって、見くびってはいけない。
今や知らない人は少ないむぎ焼酎「いいちこ」や「二階堂」は大分県で作られているし、九州で2つもサッカーチームを持っているのは大分県だけである。
日本で唯一、ハーバークラフトの定期便がある県であり、とり天とかぼすをこよなく愛する大分人。こんな大分人と付き合えば、あなたもきっと新たな楽しみを見つけられるかもしれない。
(完)
大分県出身の有名人
滝廉太郎福沢諭吉村山富市御手洗富士夫経団連会長)、筑紫哲也南こうせつ山下久美子錦野旦麻丘めぐみ松原のぶえ沖雅也古手川祐子、財前直美、深津絵里ユースケ・サンタマリア真屋順子、渡辺典子、石丸謙二郎本田理沙、KEIKO、富永一郎、千代大海垣添三浦淳宏加藤陽一稲尾和久大島康徳野村謙二郎安藤優也(敬称略)