佐賀県 がばい佐賀人 後編

sakurasaku20052006-07-20

昨日、「武士道とは死ぬことに見つけたり」という鍋島藩独自の堅い倫理感を題材にした落語を紹介した。
一般的には佐賀人は地味ながら真面目、倫理観が高く頑固一徹なところもあり、意外に几帳面であるという。
九州の中ではあまりに真面目すぎて堅物と言われ、なかなか周りに打ち解けないらしい。その言われ方が信州人に似ていて親近感が持てる。(写真は話に関係ないがラニタナの花)

だが実際は、県のキャッチコピーが「さがをさがそう」なんて(汗)、駄洒落の好きな県民ではないかと私は密かに思っている。
この倫理観が高く、真面目一徹の気風は旧鍋島藩だけのようで、同じ佐賀でも北部の唐津地方では博多化が進んでいて、気風も全く違い、明るく自由だそうだ。
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ということは鍋島と唐津の溝は深そうだから、出身地を聞かずに一概に佐賀県人として人くくりにするのはやめておいた方が良さそうだ。
はなわ佐賀県の歌詞の中に
マジでヤンキーもてる〜♪とあるが、
ヤンキーとチャリンコの多さは九州一といわれ、歌詞のように、一歩街を離れると田園地帯が広がり、本当に一面田んぼばかりまるで弥生時代だそうだ。そういえば、吉野ヶ里遺跡は日本を代表する弥生時代の遺跡だ。
CHAKUWIKI http://wiki.chakuriki.net/index.php/%E4%BD%90%E8%B3%80にあった「田畑が少ないことを都会と呼ぶ」という噂には笑ってしまった。
「SAGA SAGA♪牧瀬里穂も佐賀 松雪泰子も佐賀 でも、やっぱ公表してねえ」
佐賀人は自分の県のことを恥ずかしいと思っているのだろうか。
こんな佐賀人のお宅にお邪魔するときはお土産は北島の丸ぼうろ村岡屋佐賀錦を持っていこう。ちょっと特別な扱いをされるかもしれない。
孫正義さんをはじめ江崎グリコ江崎利一さんやモリナガの森永太一郎など佐賀から多くの創業者を生んだように佐賀人は商売上手でもある。
九州の中では佐賀県人が通ったあとは草木も生えない」と揶揄されることもあるそうだが、それだけ頭がいいとのだ(本当に田んぼばかりで本当に草木がないという噂もあるが(汗)
「嫌われるということは、それだけ目立っと」
九州内で佐賀人を嫌う人もいるそうだが、かばいばあさんの言葉を借りれば、それだけ佐賀人は目立っているということである。
「言いたいことははっきり言う」ところがあるので、一見、剛健で少し横柄にも見えるが、内心はナイーブで心配性、だからこそ陰で几帳面にひとつひとつ階段を積み上げるように努力しているとっても誠実な人たちなのである。
こんな佐賀人と付き合えば、あなたもきっと古きよき日本のサムライ魂を思い出し、きちんとした生き方ができるかもしれない。
(完)

佐賀県出身の有名人
大隈重信、山本常朝、孫正義市村清(リコー創業者)、北方謙三、笹川佐保、長谷川町子針すなお伊万里すみ子小森陽一海猿の原作者)、中越典子はなわ松雪泰子牧瀬里穂、村田英雄、大川栄策、白竜、326(ミツル)、村井国夫陣内孝則(本籍は福岡県)、山田パンダ江頭2:50古賀稔彦(柔道)、権堂博、江崎利一、森永太一郎