山口県 オイデマセの山口人 後編
「あんたー、はよーいえーかぇーりさん」
沈められるとわかっていても、艦隊特攻に挑まなければならない男たち、そしてそれがわかっていても送り出さなければならない女たち。
男たち、女たちの思いをのせ、今、戦艦大和*1は旅たつ。
私は戦艦大和というと松本零士さんの「宇宙戦艦ヤマト」を思い浮かべてしまうが(またトシがばれる(汗)、私を含め男たちにとって『戦艦大和』は、憧れの存在であり、目を輝かせる船であることは間違いない。
その戦艦大和が最期に旅立ったの場所が山口県である。
山口といえば、下関、下関といえばふく(山口弁ではフグはフクという)を思い浮かべるが、下関だからといってフクばかり作っているわけでない。鉄鋼、造船、水産加工業も盛んであり、昔、大洋ホエールズ(現横浜ベイスターズ)の親会社、マルハの野球部は西日本最強であった。
だから、意外にベイスターズファンも多い。
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言葉などお隣の広島に影響も受けながらも、広島カープファンより圧倒的にジャイアンツが多いというのが、中央志向の強い山口県民らしい。
その山口県を舞台にした作品には、長澤まさみさんと小栗旬君、伊藤淳史君、塚本高史君の「ロボコン」、西田敏行さんの「釣りバカ日誌12」、上野樹里さんの「チルソクの夏」、吉岡秀隆さんの「四日間の奇蹟」などがある。
密かに名古屋のウイロウは偽者だと思っているから、ここでは山口の外郎を読んだ方がいい。県は東部、中部、西部にわかれ密かに言葉も気質も違っているから、山口県人=長州人とひとくくりにしないほうがいい。
たとえ、ガードレールの色がオレンジだろうが、ピンクだろうが、山口県は日本一運転しやすい県だそうだ。アスファルトの質がよく、道幅も広く、日本海側の道路は快適に運転できると聞く。突出した政治かも出ず、道路事情も良くない長野県から見ると羨ましい限りだ。
歴代首相を東京都と並び7人も輩出していることが、意外に温和な人が多く、「俺についてこい」という人は少ない。逆にだからこそ、首相候補の安倍晋太郎さんをはじめ、山口には突出したリーダーが現れるのだろうか。
だが、おかげで、県庁所在地の山口市が人口14万しかおらず、全国最小の県庁所在地であるにも関わらず、新下関・厚狭・新山口・徳山・新岩国と新幹線の駅が5つもある。
岩国、山口、下関、萩、津和野(いやここは島根県だ)など人口の割に有名な都市も多い。
明治維新の今でも誇りに思っている県民は県民本で言われている程いないと聞くが、日本近代史において中心となった県であることは事実である。
こんな山口人と付き合えば、リーダーの資質を学んで、あなたもきっと会社の中でエラくなれるかもしれない♪
山口県出身の有名人
吉田松陰、高杉晋作、木戸孝允、伊藤博文、山縣有朋、桂太郎、岸信介、寺内正毅、佐藤栄作、田中義一、井上馨、菅直人、安倍晋三、安倍晋太郎、広中平祐、金子みすず、中原中也、種田山頭火、伊集院静、国木田独歩(生まれは千葉)、重松清、高樹のぶ子、松本清張(生まれは福岡)、弘兼憲史、遊人、風の谷のナウシカの原画を書いた庵野秀明、星野哲郎、山崎まさよし、山本譲二、西村知美、道重さゆり(モーニング娘。)芳本美代子、松田優作、原田大二郎、山下真司、益岡徹、前田吟、平岡祐太、田村淳(ロンドンブーツ1号2号)波多陽区、松村邦洋、高木豊、門田博光、宮本知和、森慎二、田中達也、栗原恵、佐山サトル(初代タイガーマスク)、長州力、油谷繁、中部銀次郎、藤井かすみ