香川県 こんぴらシュラシュシュ香川人 後編

♪こんぴら船々 追風(おいて)に帆かけてシュラシュシュシュ♪まわれば 四国は 讃州(さんしゅう) 那珂の郡(なかのごおり)象頭山(ぞうずさん) 金毘羅大権現(だいごんげん)一度まわれば香川県民謡「金毘羅船々」
香川県民なら踊りは見たことがなくても、讃岐に住んでいたら、どこかで耳にしたことくらいはあるだろう。
あの、サルサにも負けない小気味よいテンポとダイナミックなリズム、情緒豊かな歌詞は一度聞いたら忘れることが出来ないだろう。
香川県といえば、何と言ってもこの「こんぴらさま」と「讃岐うどん」が思い浮かぶ。
琴平町金刀比羅宮。全国の金比羅神社総本宮として、人々から「こんぷらさま」と呼ばれ親しまれている。伊勢神宮とならび一度は言ってみたい庶民の参詣の憧れだ。
全部で1368段の長い石段があることでも有名だ。私はあまりに長さに途中で辛くなり、あそこで杖をつきながら水戸黄門を歌ってしまった。
あの高くて長い石段は、「人生と同じあわてず、ゆっくりと登りましょう」という意味なのだろうか。
また、うどんブームを引っ張る讃岐うどんユースケ・サンタマリアさんと小西真奈美さんの「UDON」でも脚光を浴びている。
そういえば香川県は映画のロケ地としても有名で、
讃岐うどんは県民が「一番22世紀に残したい食」というだけあって、県内にはうどん屋の看板が目に付く。1日3食うどんとか、おやつにうどんというのが香川の常識だというから驚きだ。
また値段もバカやすい。だから香川人は「セルフ」「140円」という看板を見ると、うどん屋だと思い込んで入っていってしまうと聞く。
瑛太上野樹里の「サマータイムマシン・ブルース森山未來長澤まさみの「世界の中心で、愛をさけぶ妻夫木聡竹内結子の「春の雪」織田裕二柴咲コウの「県庁の星」などなど…
2001年4月の「さぬき映画祭フィルムコミッション事業」開始以来、約90件のロケ撮影を誘致、支援した今香川県は最も映画が熱い県である。
模造紙のことを「とりのこ用紙」といい、数字の7のことを「ひち」と読む香川人。
四国の中心と自負し、高松より人口の多い松山(愛媛)や渇水に悩んでいるから、吉野川の水源地徳島には妙な対抗心を持っているそうだから気をつけよう。
気候が温暖なためかさわやかな人が多く、ちょっと押しは弱いが、人付合いがよく、庶民的で親しみやすい面もある。
こんな香川で讃岐うどんをお遍路すれば、ツルっとした喉越しが、あなたのハートに心地よく溶けていくに違いない。

香川出身の有名人
空海、平賀源内、大平正芳菊池寛壷井栄大薮春彦芦原すなお本広克行、朝原雄三、中野美奈子爆風スランプファンキー末吉高畑淳子、木内晶、要潤水野美紀、松本明子、南原清隆ウッチャンナンチャン)、中田ボタン、たいぞう、三原脩中西太田尾安志