東京フレンズ The Movie の感想

sakurasaku20052006-08-19

監督:永山耕三 脚本:衛藤凛
出演:大塚愛瑛太松本莉緒真木よう子小林麻央平岡祐太伊藤高史佐藤隆太
中村俊太北村一輝山本耕史古田新太、佐々木蔵之助、松重豊勝村政信
劇場:長野グランドシネマズ
ホームページ
http://www.tokyofriends-themovie.jp/
公式ブログ:http://blogs.yahoo.co.jp/tokyofriends_2006/14978107.html
「一番はじめに描いた夢をあなたは覚えていますか?」
妻と東京フレンズを見てきた。
正直、私は、小林○○さんが見たいがためだけに足を運んだのだが(汗)、とても良く出来た作品で驚いた。隣で妻は感動したと言っていた。私は、何か元気を貰った気がした。
この夏のお薦め作品のひとつである。

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主人公の玲(大塚愛)は東京に漠然と憧れを持った高知に住むごく普通の女の子。この作品は彼女が東京で出会った友達(東京フレンズ)との「友情、恋愛、バイト、そして夢」を描いた青春群像劇である。
若者の夢なんて見つからないという焦燥感や夢はたやすく実現できない挫折感を味わいながらも、自分の足でたっていく姿をリアルに描いている。
さすが「東京ラブストリー」「ロングバケーション」を作った監督。登場人物の心理がうまく描かれていて感情移入しやすい。
役者さんもその感情をストレートに表現している。
大塚愛さんの演技はいろいろ言われているそうだが、私には自然に見えてよかった。たぶん彼女は根があういう正確なのだろう。とにかく歌は本物だから
(以下若干ネタバレなのでご注意を)
ストーリーは別にして、私が印象に残ったのは2つある
舞台となる居酒屋「夢の蔵」とひろの(松本奈緒)の憧れの先輩(佐藤隆太)が所属する劇団「白タイツ」夢の蔵の「やっていません」の看板は愛嬌があっていい。
こんな風に仲間が集いあう場所。自分が帰れる場所がある人は幸せなんだなと思った。
劇団白タイツは赤パンティと組んだ新作芝居「ロミオと赤ずきんちゃん」のコネタが面白く、ちょっと見せるだけでは勿体無い。
この作品単体で最期まで見てみたいと思わせる内容だった。
叶えるたびに食いつくすユメクイ♪
叶えるたびにまた夢を見る いくつになっても♪
大塚愛の歌のように、いくつになっても希望は持てる。そんなことを感じる素敵な作品だった。
意外にマイナーなため、上映劇場数が少ないと聞くが、これから将来のある若い人には劇是非場まで足を運んでもらいたい。
「ちぇっ、こんなことあるわけないじゃん」と思う人がいるかもしれないが、この作品見て損はない。

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