善光寺御開帳

sakurasaku20052009-04-18

早起きは三文の徳。
早朝、善光寺にいってきた。
お朝時の御数珠頂戴*1を授かり、仲見世通りのカフェzawaccで朝食をとり、続けて御印文頂戴を授かった。*2
「お二人は本日の一番ですね。きっといいことありますよ」
貫主さまからこんな素敵な言葉まで頂いた。いい一日だった。
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「空風火水地(きゃからばあ)」
善光寺の本堂の前には「回向柱」と呼ばれる大きな柱がたっている。
この回向柱の上に梵字でこう書かれている。「空風火水地」とは仏教用語で宇宙のすべてを表すそうだ。御開帳は、数えで7年に一度(実際は6年)秘仏である善光寺如来様の代わりに前立本尊さまを拝むことができる。
本堂の中央に光輝くそのお姿。
中央に阿弥陀如来さま、右に観音菩薩さま、左に勢至菩薩さまがある。


阿弥陀如来様の右手には金の糸が結ばれ、五色の糸*3を経て、最後は白い綱となり、回向柱に結ばれている。
これを「善の綱」という。
だから回向柱に触れることは、前立本尊に触れるのと同じことを意味するそうだ。
ちなみにあなたは回向柱が2つあることはご存じだろうか。

仲見世通りには世尊院釈迦堂というお寺があり、古くから「京の立ち釈迦、信濃の寝釈迦」と言われている珍しい寝釈迦様がいる。
このお堂の前にも小さな回向柱がたっている。
釈迦堂の回向柱はお釈迦様で「現世」。本堂の回向柱は阿弥陀様で「来世」のご利益があるそうだ。僕はこんなに長く長野に住んでいて、ヨガのY先生から聞いて初めて知った。
そのご利益が読んだ皆様にもおっそわけできるよう祈って書いている。
最近時間に余裕がなくて更新・巡回できないが、せめて祈りは通じるように(*^_^*)

*1:善光寺貫主さま(僕らのときは上人さまだった)が毎朝、本堂おつとめ(お経をよむ)際、参道にひざまずく信徒の頭を数珠で撫でて功徳を授けてくれる

*2:本尊の三体の仏の分身と言われる三の判を頭に押して頂くこと。古くから授かると極楽浄土にいけると言われている

*3:青、白、赤、黄、緑の五色の糸。善光寺にはよくこの五色の幕があるが、これは五輪と同じ「平和」意味を示し、また「あらゆるものを完成に導く」「すべてのものが平等であることを知る」「物事の本質を明らかにする」など五つの「智慧」を表すともいわれているそうだ