食と健康
日曜日の病院は静かにみえて、慌しい。
次々と急患の患者が入ってくる。
先日、妻が突然顔に激痛が走り、病院に連れて行った。当番の看護婦さんが知り合いで助かった。
痛み止めを貰い「明日きちんと診てもらうように」と言われたので今日は休みをとって病院に連れて行った。幸い重症ではないようだ。
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彼女を病院で待っている間に、分子生物学者の福岡伸一さんのコラム「生命と食」を読んだ。彼は生物学の本としては珍しく50万部を超えるベストセラー「生物と無生物のあいだ」を書かれた方だ。
- 作者: 福岡伸一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/05/18
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「なんだぁ」と思ったかもしれない。が、彼の視点は面白い。
シェーンハンマー博士のねずみの実験を例にあげ、「食べる」という行為は単にカロリーを得るのではなく、自分と置き換わる分子を取り入れる作業だといっている。餌の分子に標識をつけネズミに食べさせ行き先を調べた。
尻尾の先から脳、骨、内臓とありとあらゆる細胞に分子は分散したがネズミの体重は1gも変わらなかった。
これは餌の分子が自分の体の分子に置き換わったからだという。
つまり食事をとると栄養は体の隅々に行き渡る。食べ物は元々生きている物を食べるわけだから体の中でバランスが取れる。だが、一方で、加工食品等に含まれる防腐剤や着色料は生命現象を営む上では余分な非栄養素。現代人の肝臓はその代謝に余計な労力と時間を費やしている。
冷凍ギョーザの問題は例外としても、後を絶たない表示の偽装問題など、日本は食べ物が自分の口に入るまでのプロセスが見えない問題が浮き彫りになっている。
自給自足・・・昔は自分で食べるものは自分で作っていた。分業化が進み今はそれができないのは仕方にないにしろ、プロセスが見える安全なものを僕らは食べたい。そんなことを書いいる僕は月初より体重が4kg増えていた。な、なぜ・・・汗。