ヨガのポーズと自分の解放

sakurasaku20052008-05-26

シャヴァ・アーサナ(屍のポーズ)
目を閉じて、ふんわりと全身の力を抜いてリラックスする。
ただ寝ているだけのポーズに見えるが無空ポーズと言ってヨガではもっとも難しいポーズのひとつ。
仕事や生活もこれと一緒で力を抜いて無空の状態になるのは簡単なようで意外に難しい。
今日は自分の反省の話を書こう。
応援ありがとう(^^♪さくちゃんのつれづれ日記(^^)v

たとえば、理論的には絶対正しいことを相手に伝えたいときあなたはどうするだろう?
僕はちょっと強引のところがあって相手をついつい説得してしまう。
「○○はこうで、こうなるはずだ」
組織の中で人を動かすにはいくつか方法があり、説得するほかにも、脅したり、命令する、批判(非難)する・・・なんて方法がある(汗
いずれも短期的には人は動くだろうが、長い目でみるとまったく自分のためにならない。なぜなら言われた相手の方は負の感情を絶対忘れないから。
人は自分が知らないことには素直に耳を傾けるが「あなたの知っていることは間違っている」と言われると拒絶反応を示すそうだ。
D・カーネギーは「人を動かす」の中で
「人は自分が間違っていると思ってもその感情は変わらない・だから人を動かすには、「ねじ伏せる」のではなく「気づかせる」ことが大切・・・。といっている。
このことは、人(相手)だけでなく自分自身の感情にも言えることだと思う。
現実の辛いことを目の前にするとついつい自分の感情をねじ伏せて納得させることはないだろうか。
「もうダメ」とか「自分のせい」とか・・・不思議にこう考えると一瞬ラクになる^_^;だけど、その根底にある不安「こわい」という気持ちは変わらない。
松岡修三さんはかつてテニスの大事な試合のとき、「このサーブは絶対に入る、俺ならできる」と大きな声を出してから打ったそうだ。そうやって勝ってきた。逆にチャンスにスマッシュを失敗すると「くそっ、何やっているだ」というとそのマイナスイメージが筋肉に伝わり悪影響を及ぼしたそうだ。
だから彼は子供たちにミスしても「ガッツポーズをみせてみろ」と教えていると言う。
素敵な考えかただ。
その彼はこうも言っている。

「本当の意味でラクになるとは、あらゆるプレッシャーや緊張と向き合い、それらを克服したところから生まれるもの。怖いほどの緊張の向こうにこそ、ラクになる場が待っていると思います」

テレビで見る彼は時折うつけに見えるときもあるが、とても立派なナイスガイだと僕は思う。
シャバーサナ。緊張とプレッシャーに対峙し、それを解放させることができたとき、身につく技なのかもしれない。