Live for life 本田美奈子、展

白血病に負けない。負けさせない。
本田美奈子さんが逝って2年近くたつ。
彼女の意思を継いだLive for life本田美奈子、展が今長野でやっている。
Live for lifeとは、困難に直面したとき、希望を見失って立ち止まってしまってもいいから、ゆっくりと、もう一度勇気をだして、前を向いて歩きだそう。急性骨髄性白血病に冒された彼女の「オモイ」を「カタチ」にした活動が、“LIVE FOR LIFE”だそうだ。
アイドル時代の彼女もいいが、僕はミュージカル時代の彼女が好きだった。

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ミス・サイゴン、屋根の上のヴォイオリン弾き、王様と私、レ・ミザラブル
小さな体全身をつかって、魂の底から歌い上げる彼女は、まさに命を燃焼しているようだった。
だけど、なぜだろう。あの頃から彼女の歌声を聴くと少し切なくなった。
そして会場で上映されていたフィルムコンサートの曲を聴くと再び胸が痛んだ。*1あの歌声から「私は生きたい」っていう魂の叫びが聞こえてくるからだ。
フィルムの中の彼女は美しく、そして孤高だった。
最後にジュピターを聴いた。勇気と元気をもらえるとてもいい曲だ。
http://bunbun.boo.jp/okera/saso/jupiter22.htm
ジュピターはギリシャ神話では万能を司る星。神の中の王様を意味する。
みんな手をつないで生きていこう。彼女の力強いメッセージが僕の鼓動まで伝わってきた。出来れば多くの人に見てもらいたい。

彼女の自筆の詩、「笑顔」の一部分がとても気に入ったのでちょっと紹介したい。

(前略)
でも、人は生きていて、辛い時、悲しい時、涙が止まらず心が開けない時、
勿論、沢山あると思う。そんな時は、あせらないでね。
自分だけが不幸ではない。もっと、心が暗闇に閉じこめられている人達も、沢山いることを、少しだけ思い出してみて。

自分の力で、心を開く人もいれば、誰かの愛で、心を開いてもらう人もいる。
気が付かないうちに心が開いている人もいれば、歌や音楽で、心が開く人もいる。
それは、人それぞれだと思うの。


人は心が閉じたり、開いたり、いろいろな経験、そして、沢山心で感じることによって
豊かな心を持ち、豊かな笑顔を育てて行けるのではないのかナ!?
と私は思います。
自分自身、豊かな笑顔が増えたら、きっと周りにいる人達にも、幸せ届ける事が出来るでしょう。
笑顔がいちばん!!

*1:確かフィルムコンサートの中ではアヴェマリアを歌っていたと記憶してたんだけど、elちゃんに言われちょっと怪しくなったのでカットしました