THE Importance of living(生きることの大切さ)

sakurasaku20052007-08-09

実はブログの書き方を変えた。
僕は調子のいいときは5分でブログがかける。決して自慢ではないが、勝手に指が動くときがある。
だから、一度に浮かんだことをまとめて書いた方が僕らしい(笑)
ということで、たまには柄にもなく、英語の本も紹介したいと思う。
夢、現実、そして生きる上でのユーモア大切さを中国人の視点からみた面白い本である。
(写真は須坂動物園のアカカンガルーハッチ君♪彼の行動は人間のおじさんのようなユーモアがある(笑))

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作者リン・ユータン(林語堂)さんは
人間は粘度のような状態が望ましいという。
固体でも液体でもなく常に柔らかな半湿半乾の状態。人は現状には満足しない性質を持つから、隣の芝生ばかり青く見える。それを現実に引き戻すのがユーモアだと。夢を持つことは大切だけど、その夢を笑い飛ばすことも同時に必要なんだと
すごく的を得たことをいうと僕は思った。
彼の作った数式がまた、面白い

  • 現実−夢=動物並み
  • 現実+夢=心痛(理想主義)
  • 現実+ユーモア=現実主義(保守主義
  • 夢−ユーモア=狂信
  • 夢+ユーモア=幻想
  • 現実+夢+ユーモア=英知

現実から夢を引くと動物並みの生き方しかできないが、現実に夢を足すと理想主義となり心痛くなる。現実に夢にユーモアを足してこそ、人間は英知な生き方ができると彼はいっている。
なるほど、夢を持たないと寂しい生き方だが、現実に夢ばかり追っていると、自分で自分を追い詰める窮屈な生き方になってしまう。
そのクッションとしてユーモアの大切さを書いたこの本。私はなかなかの良書だと思う。
ちなみに彼の統計では日本人は「すぐ怒る、ムキになる、人前で緊張する」からユーモアセンスはドイツ人、ロシア人と並んで世界最低だそうだ。
どこか物足りない現実、笑いをもって、あるがままに受け入れたいものだ。