このカオナシは誰だ?

「このTシャツ、着てこうよ。今日しか着る機会ないよ」
一昨日、私は黄色いTシャツを着て、長野市のハートフル広場にいた。
母から貰ったTシャツ。ショッキングイエローの生地に右胸に「絆」と大きく描かれた文字、左胸に顔ナシがいる。確かにこんなときでないと着れない。
KAT-TUN亀梨和也君がパーソナリティだから、カオナシ
このTシャツには本来KAT-TUNの中丸雄一君のデザインが入るはずだったが、ジブリの鈴木プロデューサーが後から割って入ったという。
正直、スタジオジブリは最近どこに向かいたいのだろう・・・
少し派手で目立ちすぎると思いきや、チャリティ会場はブラジルチームのようにカナリア軍団でいっぱいだった。
密かにこのTシャツ売れているという。(だが、ぶっちゃけた話、生地は少し安物で一度洗うと色落ちするのでご注意を)



「作さん、今日は石田純一みたいですね。」
その数時間前、妻の誕生祝のため昔馴染みのレストランにいた。妻がトイレにいっている間、オーナーが珍しくこんなことを言った。
「オーナー、久しぶりに来たからってそんなお世辞言わなくても」
私はそんなに爽やかな中年おじさんに見えるのかと思い、ついそういったが、すかさずオーナー。
「いや、足ですよ。足。」
「あし?」
足元を見ると、裸足にスニーカーだった(汗)
この店は100%信州産の牛肉からハンバーグを作る美味しい店だ。
開店以来15年、変わらぬ味を保っている。
寡黙なマスターのジョークと黄色いカオナシTシャツ。
どちらもしっくりこない。