ハチクロの感想

sakurasaku20052006-07-30

監督: 高田雅博 脚本:河原雅彦
原作:「ハチミツとクローバー」(集英社
出演:櫻井翔(嵐)、蒼井優伊勢谷友介加瀬亮関めぐみ堺雅人西田尚美中村獅童田辺誠一(写真のみ)
主題歌:魔法のコトバ スピッツ
劇場:長野グランドシネマズ
ホームページ
http://www.hachikuro.jp/

ハチミツとクローバー 1 (クイーンズコミックス)

ハチミツとクローバー 1 (クイーンズコミックス)

人が恋に落ちる瞬間をはじめて見てしまった。
このキャッチフレーズに惹かれてハチミツとクローバーを見に行った。
人が恋に落ちる瞬間って映像にするとどうなるのだろう・・・・
これ以上はネタバレになってしまうので書けないが、意外にあっさりしていた。
草原をつくるには、蜂蜜とクローバーが必要だ
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原作は売上累計部数620万部を超える人気作家羽海野チカさんの同名コミック。少女漫画が原作の映画というと矢沢あいさんの「NANA」を思い浮かべてしまうが、[NANA]とはテイストの違った映画であった。
映画の感想を一口に言うと、さくらんぼを食べたときのような味である。
瑞々しくて美しいけれど、食べるとちょっと甘酸っぱい。
そんな作品だった。
たぶん若い女性にとっては恋がしたくなる映画だと思う。
スピッツの曲がそれに一層拍車をかけている。原作のタイトルがスピッツスガシカオのアルバムタイトルからとったというだけあって、この映画にスピッツはよく合う。
菅野ようこさんが選んだ劇中挿入歌も良かった。
物語は美大を舞台に、花本先生(境雅人)を慕う学生たちの集まりからそれぞれの人間模様が進んでいく。
竹本、はぐ、森田、真山、あゆ、この5人が主人公だ。
とても美大生とは思えない純真な青年、お城など古代建築が好きな建築科の竹本裕太君(桜井翔)、クールで知的、だけどちょっと人付合いが苦手な同じく建築家の真山巧君(加瀬亮)、その美貌と裏腹に一途でちょっと酒乱傾向がある陶芸科の山田あゆみさん(関めぐみ)、海外から戻ってきた天才彫刻家、マイペースの森田先輩(伊勢谷友介)、花本教授の従妹、不思議キャラだが絵の才能はある油絵科の花本はぐみ(蒼井優)ちゃん。
この5人が全員片思いという(あ、ネタバレだ)ところが面白い。

はぐちゃん役の蒼井優さんには原作ではコロボックルと言われたキャラとイメージが違うと異論もあるそうだが、彼女は彼女なりに良かったと思う。
はぐみさんが書いたMAYA MAXXさんの絵も良かった。
青春○○♪
あんなことを言った経験は無いが、若き日の青春、学生時代が思い浮かぶ作品だ。
でも今の私にはちょっと爽やかすぎたかな(笑)