DVD深田恭子の映画「天使」の感想

3連休なのに私たちはどこにいくあてもない。(←悲しい人たちだ)
そんな中、今日は私がビデオで見た作品の中でマイナーだけどお薦めな作品を紹介したい。


真っ赤な夕日がきれいな街に天使が舞い降りる。
あまり知られていない作品のようだが、私のお薦めの作品である。
長野では劇場公開されなかったが、深田恭子さんのファンでなくとも、見て損はない。見ていると、なんだか心がほのぼのとしていき温かくなってくる。そんな作品である。
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この映画の特徴はまず天使役の深田恭子さんが可愛い。言っていることが矛盾している(汗)ように思えるが、この作品を見ると天使役は彼女しかいないように思えてくる。
物語に登場する人物は、恋に臆病なコンビ二店員の加藤君(内田朝陽)や 恋人(永作博美)との間で揺れ動くシングルファーザー(永瀬正敏)や、父がいなく、いじめにあっている女子中学生みずほちゃん(小出早織)、何だかよくわからない姉妹(西田尚美、)などどこにでもいそうな人たちである。
その直接つながりのない複数の登場人物が深田恭子の天使によって心に、希望の明かりを灯もされていく。
この辺の描写が細かく描かれていて面白い。
でも、天使は、喋らない。天使は、直接は、何もしない
人の話す言葉がわかっているかわからないのかもわからず、いつもキョトンとしているだけ。ただジンライムとぬいぐるみが好きなだけ。
魔法も奇跡も起こらない中できちんと希望に灯りを感じ取れるのは原作と監督のなせる技だと思う。
原作桜沢エリカさん、監督宮坂みゆきさん、主演深田恭子さん、
と全てが女性が作っている作品だけあって、ファッションとか、女性の微妙な心理描写はよく出来ている。
一言も喋らなかった深田恭子さんが最後まで存在感があったと思う。
ほのぼのとまとまっている作品なので、大音響、大画面で見る必要はない。まさにDVDで見るにうってつけの作品である。
でも、私は映画館で上映されても見に行ったかな(笑)
この作品を見ると私の背中も誰かがそっと押してくれるような、そんな気持ちになれる。
ちょっと疲れたとき、心が落ち込んで後ろ向きになったとき、この作品を見れば元気がもらえるはずだ。
監督:宮坂まゆみ
原作:桜沢エリカ「天使」「天使の巣」。
出演:深田恭子永作博美内田朝陽小林明実小出早織佐藤めぐみ泉谷しげる西田尚美永瀬正敏ほか
http://www.tenshi.bz/

天使 (フィールコミックスGOLD)

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