熊本県 あぎゃん、そぎゃん、こぎゃん、どぎゃんの熊本人 後編
あんたがたどこさ 肥後さ 肥後どこさ 熊本さ
熊本どこさ 船場さ 船場山には 狸がおってさ
それを漁師が テッポで撃ってさ 煮てさ 食ってさ うまさがさっさ(写真は天草五橋の風景)
あんたがたどこさ 肥後さ 肥後どこさ 熊本さ
熊本どこさ 船場さ 船場川には エビさがおってさ
それを漁師が 網さでとってさ 煮てさ 食ってさ うまさがさっさ
今日のさくちゃんは何位だ〜人気blogランキング
熊本というとわらべうたの「あんたがたどこさ」を思い浮かべる。
肥後もっこす、いしゅうもん(異風者)。
熊本県の県民性には反骨精神旺盛。頑固一徹といったイメージがある。
私が今読んでいる本「県民性の日本地図」の著者武光誠さんは、熊本の県民性を
「剛健で正義感が強い、頑固で気が短い、さっぱりして明るく、人情味があり親切、口下手でお世辞がいえない、猛々しいそぶりは見せかけだけで強がっているだけ、内心は小心」
と語っている。剛健に見えてその実、心根は優しい。それが熊本県民ではなかろうか。
当然、熊本に住むつもりなら、クマニチ(熊本日日新聞)とエブリワン(パン工房付コンビニ)は押えておいた方がいい。伝統民謡『おてもやん』をサンバのリズムで踊れればあなたはもう熊本県民だ。
熊本の男性(肥後もっこす)は強いらしいが、女性(肥後おてもやん?)もっと強いそうだ(笑)真説県民大図鑑には
「表面的には男性が威張っているように見えても、実は女性が男性の首にしっかりヘッドロックをかましているのが本当の姿。」とある。
私はこれを読んで失礼ながら松野明美さんやマッハ文朱さんを思い浮かべてしまったが、火の国だけあって女性も情熱的でバイタリティがあるということだろう。
こんな熊本人は同じような気質を持つ大阪人にはライバル心があるとの噂も聞く。確かに熊本弁と大阪弁が戦うとおそろしいことになりそうだ。迂闊に熊本人の前で関西人を褒めるのもやめておいた方が無難のようだ。
九州ナンバー2の自負があり、博多市民には劣等感を、鹿児島県民にはなぜか優越感を持っているらしい。いづれにしても熊本人の前であまり他県の良さばかり褒めない方がよさそうだ。
日本一が大好きで郷土愛が強いお国柄だから加藤清正公や、日本三大名城の一つ、『熊本城』日本一長い石段や世界最大のカルデラ阿蘇山など熊本のお国自慢をどんどん褒めてあげよう。
わさもんで新しいモノ好きの県民性だから、流行の最先端を教えると喜ばれるかもしれない。
熊本弁は大阪弁同様、日常会話の中に敬語が織り込まれている。違いは大阪が○○さんというのに対し、熊本では○○どんという。だから「いちごどん」と言われても別に苺がたくさんのったドンブリが出てくるわけではないので安心してよい。
「あん人ばよかひとばい」
バイタリティのある熊本県人と付き合えば、あなたもきっと火の国の情熱とパワーももらうことができるだろう。
(完)
熊本出身の有名人
加藤清正、天草四郎、細川藤孝(幽斎)、細川護煕、北里柴三郎、木下順二、田中芳樹。石川さゆり、水前寺清子、八代亜紀、村下孝蔵、伴都美子(Do As Infinity)、森高千里、井上晴美、上野未来、財津一郎、宮崎美子、夏川結衣、内村良光(ウッチャンナンチャン)、コロッケ、ヒロシ、有田哲平、上田晋也(くりぃむしちゅー)、井出らっきょ、ばってん荒川、茂森あゆみ、松野明美、マッハ文朱、紀里谷和明、『ONE PIECE』の尾田栄一郎、江口寿司、行定勲、山下泰裕、不動裕理、平瀬真由美、肥後の海、川上哲治、古葉竹識、伊東勤、秋山幸二、松中信彦、馬原孝浩(敬称略)