タイヨウのうたの感想
監督・脚本:小泉徳宏
脚本・原作:坂東賢治 「タイヨウのうた」原案 天川彩
出演:YUI、塚本高史、岸谷五朗、麻木久仁子、通山愛里、中聡元、小柳友、ふせえり、小林隆、マギー、山崎一
ロケ地:鎌倉
劇場:長野松竹相生座(試写会)
公式ホームページ:http://www.taiyonouta.jp/
彼女はタイヨウに帰っていった。
僕の心に歌を残して・・・
一昨日つり革のA君と試写会を見てきた。
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彼は管理職なのに私と映画なんて見ていていいのだろうか。まあ、たまには気分転換も必要である。
さて、この映画の感想は・・・・・
主人雨音薫ことYUIさんの歌がよかった。
映画を見終わった後もしばらく「Good-bye days」を口ずさんでいた。
YUIさんとは竹内結子さんの月9「不機嫌なジーン」で主題歌「feel my soul」で一躍注目を集めたアーティストである。
id:rk6さんがMY DREAMの中で『音楽って自分にとってプラスなものを与えてくれるもの。色んな音楽に触れると、元気をもらえる』と書いていたが、まさにその通り。音楽には不思議な力がある。
この物語は太陽の光にあたれない難病XP(色素性乾皮症)の少女(YUI)とひょんなことからその少女と出逢い、彼女と一緒に生きる少年(塚本高史)の切ないけれど、純粋で爽やかなラブストーリーである。
少年はサーフィンが大好きで、ヒロインとは正反対に太陽の下で生きてきた。その彼を塚本高史さんが好演している。「バッジギ」ではさほどそうは思わなかったが、彼はなかなかいい男である。
「ずっとずっと見てました。彼女はいません。」
「好きな動物はチーターです。」
「好きなバナナは、食べ物です」(ネタバレごめん)
深刻な病気を扱った作品なので、悲しくちょっと暗い作品なのかと思いきや、このように途中にプッと笑わせる場面もあり、作品全体に爽やかさと透明感がある。
さすが25歳という若い監督の作品のことだけはある。
ちなみに私も好きな食べ物はバナナだ。
主人公のYUIさんが私の後輩のHに似ていることもあり、何故か親近感を持って見ることが出来た。
セカチューほど泣けたかと聞かれたら、「そうでもない」と答えるが、彼女の歌声を聞くだけでもこの作品は見る価値があると思う。
「あんな風に優しく、まっすぐ人を好きになりたい」
小林麻耶さんがこうコメントしたように、10代、20代の若い人たちにカップルで見てもらいたい作品である。
ヒロイン雨音薫が夜空に向って、まっすぐ瞳を開き、静かに唇を動かし出したとき・・・あなたの中で何かを動き出すのを感じる。そんな作品だった。
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