小さき勇者たち ガメラの感想

監督:田崎竜太、特撮演出金子功
出演:富岡涼/津田寛治/夏帆/寺島進/奥貫薫/石川眞吾/成田翔吾/石丸謙二郎/田口トモロヲ
ロケ地:三重県志摩市大王町名古屋市
劇場:長野ロキシー
公式ホームページ:http://gamera.jp/

私は映画が好きなので、映画を見るため毎回試写会や鑑賞券に応募している。
今月、その中で幸運にも私が当選した鑑賞券は
「小さき勇者たちガメラ
数ある作品の中からこの映画が当選するなんて・・・・なんて素敵な贈り物なのだろう_| ̄|○
上映会場に行くと、怪獣映画「ガメラ」の生誕40周年記念作品だというのに、館内は私を含め2名しかいない。今の子供たちにガメラは人気がないのだろうか。少しだけ寂しい。
それで映画を見た感想は。
感極まるほど感動しないが、特撮映画としても、ガメラと人間(子供たち)の触れ合いを扱った作品としても普通によく出来た作品だと思う。どこかのブログの感想に「ダメラ」などと書かれていたがそれほどひどい作品ではない。
脚本がガメラ史上初の女性((ドラマ酒井法子竹野内豊の「星の金貨」や中井正広松雪泰子の「砂の器」の脚本家龍居由佳里さん))であったためか、作品の中には優しさが溢れている。
なんといっても「トト」と名付けられたガメラの子供が可愛い。
思わず私も少年(富岡涼)一緒に頭や甲羅をなぜたくなる。
この作品の中では珍しくガメラが卵から孵るところから描かれている。
このカメは「ケヅメリクガメ」というカメだそうで、ガメラ同様成長が著しく早いのでこの映画を見て飼いたいと思った人も注意が必要のことだ。
そういえば、長野の茶臼山動物園に「ガメラ来る」という大きなビラが舞い込んでいたがたぶんこのカメが展示されているのであろう。


物語は197×年このガメラの親と思われる初代ガメラがギャオスとの闘いで自爆して人々を守ったという回想シーンから物語は始まる。
導入部分の上野洋子さんの音楽が何か沖縄民謡のような私は好きだ。
この作品の一番の見所はガメラと子供たち、そして子供と親たちの絆である。
ガメラは少年のため、少年はガメラのため、そして親は子供のためにそれぞれが懸命になってがんばる。
一番いいなと思ったところは
何人もの子供たちが逃げ惑う人たちに逆らって、ガメラのために、赤い石を届けようとするまさに「小さき勇者たち」のシーン(ネタバレでごめんなさい)
オリンピックの聖火のリレーのように次々バトンを渡しながら走る子供たちにちょっぴり感動した。
でも、なぜ見知らぬ子供たちが赤い石をガメラに届けようとしたのかはいまひとつわからなかった。あのつぶらな瞳で見つめることが、アイコンタクトとなり言葉にしなくても意思を伝えれるという設定なのだろうか。

果たして小さなガメラは新怪獣ジーザスを倒すことができるのか。
それともまた人々を守るため自爆してしまうのだろうか。
その結末は見てのお楽しみ(うん?かなりネタバレでごめんなさい)
小さな勇者たちガメラゴジラ世代(正直言うとガンダム世代)の私には面白く思えたが、今の子供たちにとってガメラは遠い存在なのだろう。
他にもバカヤローでない寺島進の娘思いのお父さんの演技や飲んだくれ親父でない津田寛治さんのお父さんぶり、夏帆さんの可愛らしさ等々、大人が見ても結構楽しめる映画とだけ言っておきたい。
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