風光明媚な山と異国情緒の港町 神奈川県後編

前回のあらすじ

  • 神奈川は横浜の異国情緒ある港町と伊豆、丹沢、箱根など風光明媚な避暑地を持つ。
  • 港のヨーコヨコハマなど神奈川(横浜)を舞台にした歌は数多い。
  • SMAP中居正広KAT-TUN田口淳之介タッキー&翼今井翼などのアイドルをはじめ、俳優の寺尾聡、歌手の小沢健二など数え切れないほどの有名人を輩出している。
  • 起業主義、個人主義の風土を持つ。

 
神奈川県は東京のベッドタウンとしての役割の担いながらも、沿海部川崎市、横浜市などの京浜工業地帯を形成している。
相模湾に面した所には古都・鎌倉市があり、東京湾に面した横須賀市は戦前から日本最大級の軍港で有名であった。
近年、神奈川県は東京の郊外として発展し、東京を含め、他県からの流入が人口の8割を占めている。「埼玉都民」「千葉都民」というように「神奈川都民」と呼ばれる新住民も増えているのが現状だ。
しかし、千葉や埼玉と大きく異なる点がある。
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それは、神奈川県民は東京に対して全くコンプレックスを持っていないということである。というより逆に東京に対しライバル意識を持ち、アンチ東京の人が多いと聞く。
確かに買い物するにもわざわざ東京に出て行かなくとも自県内に魅力的なショップや遊び場はたくさんあるし、温泉地、避暑地、海水浴場がある分だけ東京より楽しめる。
横浜と聞いただけでイメージも良い。
神奈川県人の東京へのライバル心は借力(ご当地の噂)にはこうある。


あちら(東京)の水系は利根川、神奈川は単独で相模川、東京がどれほど渇水に喘いでいても、知ったことではない。でも水道料金は日本一高い。


横浜の人(神奈川県人)は自分たちを「ハマっこ」と呼んでいる。それだけ地元意識が強く、自地域に誇りを持っているということだ。
そのハマッコの性格は社交的で開放的、新しもの好きで社交性に富むという。ただし何かとかっこつけたがるそうだ。
人と競争したり我慢することが苦手で仕事より趣味や遊びへの浪費が多いらしい。
ハマッコが東京人以上に都会的でクールだといわれるのは、日本の玄関口として海外から進んだ文化を取り入れてきた港町気質でもあるともいわれている。
神奈川県人が新もの好きで情報にも敏感なことは統計資料でもわかる。
平成16年総務省統計局が実施した全国消費統計調査によると、パソコンの所有数台数は1,203台で全国第1位、パソコン普及率も87.7%で全国第1位と神奈川県の情報機器の所持普及率は際立って高い。
また携帯電話の1,000人当の所有数量が606.7台で全国第1位となっている。
和ダンス、鏡代の普及率は低く、ベットやソファーの普及率が高い点から神奈川県の生活スタイルが純日本式から欧米式にかわっていることもわかる。
新しい生活スタイルに馴染む柔軟さと吸収力を持っているといえる。
こんな神奈川県人と付き合うには、自分の持っている趣味をさりげなくスマートに見せよう。趣味といってもパチンコとか競馬ではない。洗練された何かを身につけよう。
それが出来ない人は神奈川県人から遊び方を学ぼう。
神奈川県人は流行に敏感でファッションセンスも高い。趣味も幅広く持ち遊びにかけては天才である。自分というものをきちんと持っているから他人に合わせたりしない。
「人生楽しく生きる」をモットーにしている人が多いからその点を真似てみよう。
基本的に他人を干渉しないスマートさを持っているから、付き合い方もべたべたしないでお互いの自主性に任せた方が良い。
間違っても相手に合わせて「行くじゃん」なんて神奈川弁を使っていけない。
田舎ものがばれるから。
東京は田舎ものが集まる場所と思っているので、原宿や台場で遊ぼうなんていってもいけない。遊ぶなら桜木町ベイエリアと言おう。
横浜は都会とイメージがあるが意外に山が多く狸が出るところもある。
そんな都会的ハイセンスと自然豊かな場所を併せ持った神奈川県、僕らは永遠に神奈川県人にはなれないけれど、憧れの地であることは間違いない。

神奈川の県花ヤマユリ/県木:イチョウ/県鳥:カモメ/県民歌:光あらたに

次回は茨城県を紹介します(^O^)