アンフェア犯人は誰だ!

世の中にアンフェアなことなど何もない。
目には目を。復讐には復讐を。アンフェアには、アンフェアを。
今日の言葉は寺島進さんだった(今ひとつ自信がないが)
「何があっても知らねえぞ」
サングラスをかけ、階段を上っていく山路管理官(寺島進)の後姿はしぶい。
仕手戦、今回は株の専門用語まで出てきた。
人気blogランキングへ
仕手戦とは仕手と呼ばれる投資家同士が、売り方に回った仕手と買い方に回った仕手とに別れて、同じ銘柄の売買をめぐって、片方が売りくずそうとすれば他方が買い支え、片方が買い上がろうとすれば他方が売り浴びせるというような相場の状態の事をいうそうだ。
今回は株価の下がった広真建設の株を、雪平(篠原涼子)の身代金で買わせ、仕掛けた犯人が利益を得ようとしているらしい。
三上(加藤雅也)の演劇部だったあなたしかできない特殊任務のシーンも面白かった。
夫の佐藤デスク(香川正之)が倒れた。どうやら彼は犯人ではないようだ。
では犯人は誰か。
推理小説一番犯人でないと思われる人が犯人である。
と書いていたら蓮見(濱田まり)が犯人であった。
おまえは雪平の親友じゃなかったのか!まだ共犯者はいる。
目配せで濱田まりといい関係にある山路管理官は黒に近い。
小久保係長(安部サダヲ)を含め捜査一課全員が犯人だったら。

そうだとしても広田裕二(伊藤洋三郎)のもみ消し事件と瀬崎(西島秀俊)の事件はどうつながるのか。
秦建日子さんの作品は最後まではらはらドキドキさせる。
次回、共犯者の家政婦牧村(木村多江)も殺されてしまうかもしれない。
「アイデアがあります、雪平さんのためにも、美央ちゃんのためにも」
こんな真摯に捜査に取り組んだ瑛太君が刺されてしまった。
死ぬな安藤、「アンフェアなのは誰か」この文字が憎らしい。
きらきら光るお空の星を、まばたきしては。
美央ちゃんは安否は。私の不安をつきない。