さくらのさくひ

童謡詩人矢崎節夫が描く、豊かな自然の情景が浮かぶ名作である。
価格も400円と絵本としては安い。
老木となった桜の木と、もぐらの友情をほのぼのと描き、少しだけ切なくそして愛しい作品である。
早く桜の花が見たくなる、春が待ち遠しい、そんな思いを感じさせる。
物語はごく普通の日常(自然)を描いていて、決して派手ではないが、少したってから、じんわりじーんとくる私お薦めの本である。