野鳥とゴルフ

sakurasaku20052005-11-23

青い空を飛行機が飛行機雲を残しながらまっすぐ横切っていく。小春日和に相応しい秋の陽光がやさしく私の体を包んでくれる。
今日はジムで知り合った友人と旧友の中沢君と篠ノ井にあるWIGOというゴルフ場に来た。
ここは山岳コースで少し狭い。
道すがらツタドコロの真っ赤な実を目にしながらゆっくり進む。
山の中にあるだけあって、たくさんの鳥の鳴き声が聞こえる。
「鳥の写真が取りたいんだ」
「おまえは鳥を取りたいじゃなくて、それを取るカメラが欲しいだろう」
旧友のつっこみは鋭い。
「こういう所に一人できて、1日中カメラ構えて写真取っていたら趣味と認めてやるよ」
別に彼に趣味と認めてもらう必要はないが、ポットに珈琲を入れて、そんな休日もいいなと、ほくそ笑む私。
それはそうと先の組がはるか遠くに見えるに彼はまだ打たない。
「おーい、そろそろ打ってもいいんじゃない」
「だめだ、もし打ち込んだらどうするだ」
「だって絶対届かないよ、あそこまで」
「そんなことはない、300Y打ったらどうするんだ」
彼は無意味な心配をする。そう、彼は心配性なのである。
彼の心配をよそにボールはすぐ右の林に消えていく。
残念ながら今日確認できた鳥は池にいたマガモだけであった。

マガモ カモ目カモ科 頭が光沢のある緑、嘴は黄色、体が褐色
    日本各地の淡水に住み、水草を主に雑食性
    グエッグエッグエッまたはグエー、ゲゲと鳴く