カモの学校と空飛ぶアオサギ

グェーグェーグェー!
裾花川ではコガモ*1たちが列を作って泳いでいる。
川岸にはおしりをきゅっと上げ水を飲むカモ。
足のひれをばたばたさせ、必死に川の流れに抵抗しているカモ。
ここはさながらカモの学校だ。
私はこのカモを見に毎回裾花川を通っている。
昨晩から冷え込み、今朝は霜が降りた。
それにもめげず私は自転車通勤を復活させた。
フリースの上にジャンパーをまとい、耳あてをして防寒対策は十分。
それでは肌を突き刺すように風は冷たく吐く息は白い。
冬の訪れを感じさせる季節になった。
朝もやが安茂里の山を覆い隠し、ゆっくりと天に向かって上っていく。
ふと見上げると上空を見慣れぬ大きな鳥が舞っている。
首が長く、青灰色の大きな翼が大空を支配する。
アオサギ*2だ。
生まれて初めてアオサギの飛んでいる姿を目にした。
なにかが起こりそうな金曜日。気分爽快ペダルは軽い。

*1:コガモ カモ目カモ科 日本各地の淡水系水辺、越冬する冬鳥。夜行性で草の種、葉、茎が主食

*2:アオサギ コウノトリ目サギ科 九州を除く日本各地。水辺で生活する。魚や昆虫、両生類、甲殻類、小哺乳類を食べる。