リンダリンダリンダ

夜のみ限定公開の山下敦弘監督のリンダリンダリンダを見た。
館内は家族連れやカップル、女の子同士が多い。
当然、私のような男一人は少数派だ。
ちょっと気恥ずかしく、心持肩をつぼめて席に座る。
物語はある高校の文化祭3日前からはじめる。
軽音楽部で5人で独自曲を演奏としていたら、一人の女の子が指を怪我してそれをきっかけにリーダーの恵(香椎由宇)と凛子が仲間割れ。残った恵と響子(前田亜紀)と望(関根史織)は途方にくれる。
「今度ここを通った人をヴォーカルにしよう」
そこに現れたのは韓国からの留学生、ソンさん(ペ・ドゥナ)だった。
一見スイングガールを思わせる映画だが、私にとってこの映画は昔懐かしい文化祭といった感じだ。
日本語をうまく話せなかったソンさんが3日でブルーハーツを完璧に歌えるようになってしまうことや、キーボードの恵が3日でギターが目茶目茶うまくなる点、何時の間にか韓国語をわかってしまう点などいくつか脚本に不思議な点がある。
でもそんなことを全て無視すれば文化祭を楽しめる。
なんて、論理が少々強引。
これは若い女の子が見て楽しむ映画で私向けではなかった。