だいじょうぶ、だいじょうぶ

チェリティ絵本かいのこともう少し書きたい。始まる前、黙祷をした。
灯りは消してキャンドルをたいて。みんなで和になって、復興と平和の祈りを捧げた。

だいじょうぶ だいじょうぶ (講談社の創作絵本)

だいじょうぶ だいじょうぶ (講談社の創作絵本)

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うって変わって絵本かいは、楽しい雰囲気ではじめた。
歌いながら自己紹介したり、手をつないでみんなでお遊びしたり、絵本は聞くものと思っていた人には「何をやらせるんだ、この人たちは」と思ったに違いない(笑)。



僕は3番目に読んだ。僕がやったのは・・ハンドマッサージをしながら目を閉じて絵本を聞く。
名づけてリラクゼーション絵本セラピー。「絵をみない絵本をどう感じるか」試してみたかった。絵本は聞いているだけでも心地いいと思っていたから。
参加者の反応は・・・・ハハ、びみょ〜だったかな。
締めの絵本はこれ(↑)。



おじいちゃんと孫の話。
これは3月11日僕が震災にあったとき、新宿で泊めてくれたおじいちゃん、おばあちゃんに読んだ本。
当時、東京もガスが止まり、その家では古くなった蛍光灯までつかなくなり、豆電球の中でその絵本を読んだ。
「だいじょうぶ、だいじょうぶ」


最後におばあちゃんが真っ赤な目でこういってくれた。
「わたしゃ80年近くいきてて、絵本がこんなにいいもんだとは知らなかったよ。」僕まで泣きそうになった。絵本で励ますつもりが、自分が一番励まされた。あのときの感動をみんなに分かち合うために、そして、復興にがんばっている人たちに祈りをこめて。
あのとき同じように電気を消して、ろうそくの灯りの中で絵本を読んだ・・・・




つらい気持ち、悲しい気持ちは涙にしたとき、溶かされる。
今日も最後まで読んでくれてありがとう。