千欲の法則(後編)

  • 心の中の緊張や不安を取り除く.
  • これが健康の秘訣。そのためにはまず自分の欲に気づくこと

先日の話をまとめるとこうなる(あれ、2行の文がなぜあんな長さに・・)


欲といっても欲にもいろいろある。


たとえば、先日引用した宝彩有菜(ほうさいありな)さんの本によれば

「物が欲しい」や「お金が欲しい」欲のほかにも認められたい欲、キレイにないたい欲、支配欲、依存欲、嫉妬欲、頑張りたい欲、心配欲、ネガティブに考える欲・・等々

心配したり、ネガティブ(否定的)に考えることも欲のひとつというのは新鮮だった。


不安とか心配したりするのは確かに欲なのかもしれない。
人は不安が大きくなると「食べる」ことで不安を解消しようとすることをあなたは知っているだろうか。
これは生命の自然の摂理。誰にも止められない。だからもし仮にダイエットしたいと思ったら食事制限の前に自分の欲に気づいて流してあげた方がいい。その欲とは「我欲」「執着」「わがまま」*1それを流すことがハッピーフローのしくみそのものだ。


人間は否定的に考えた方が安心する生き物だ。僕だってそうだ。それは悪いことではない。
だからマイナス思考やネガティブ思考は世の中で言うほど悪くない。僕はむしろ歓迎している。そうやってキケンを察知する能力に長けていると思えばいい。
ただ多くの心配は実際はそのほとんどが起こらない。心配性の人はその事実を知っているはずだ。
心配はそのようなことが起こらないためにするのであって、いわば保険みたいなものである。
だから、安心して心配すればいい。
間違ってほしくないのは心配した結果、ますます心配や不安が増えるようでは本末転倒。折角本人が持つ幸せの流れが滞ってしまう。そうやって自分だけよければいいという欲や、怒りや許せないという執着心、こだわりは捨てたほうがいい。
それを流してあげる考え方が僕の提唱しているハッピーフローになる。


たとえば、心は川の流れのようなもので、小川でも落ち葉やゴミがたまると氾濫するか、川の水が滞りやがて悪臭を放つようになる。小さなことでもほおっておくとどんどん心のほこりがたまっていく。
だからこそ、川の水がサラサラ流れて、やがて大海にそそぐように、気持ちの流れも止めないで幸せの大海原に流してほしい。それができるひとつの手段がハッピーフロー。


ハッピーフローとは気持ち(幸せ)の流れを止めないこと。そのためには自分の欲を知り、受け流す手段を持たなければならない。
その方法はとても簡単だが、とても難しい。この続きは明日最終章として書きたい。

*1:小林正観さんのそわかの法則から引用