かえる宮殿

sakurasaku20052009-09-29

今年になって飛躍的に読書数が増えた。
別に暇な時間が増えたわけじゃないが、時間を小さく刻んで、空いた時間に本を読む習慣を身につけたら、気づいたら今日紹介する本で200冊目となる。
その記念すべき作品が秋月夕香さんの最新作「かえる宮殿」(写真参照)
一歩前に♪勇氣をありがとうさくちゃんの甲信越blogランキング(*^_^*

とある国の王様が宮廷の裏庭の池で百年の魔法を持つカエルと出会うことから物語ははじめる。
このカエル、福運の魔法を持つ。
だから人間の言葉が喋れたり、予知能力まで持っている。
カエルは7年間子供がいなかった国王に「養子をもらいなさい。そうするとお妃様にきっと変化があらわれます」と告げた。
そして養子として迎えられたのがハーリー王子。
こうして、ハーリー王子の冒険がはじまった。


この物語はファンタジーには間違いない。
ただ、恋あり、人の葛藤あり、嫉妬あり、政略戦争?あり、まるでファンタジーの世界に僕らの実生活が浮かび上がったそんな印象を受ける。
物語の要所要所に出てくる中谷和美さんの絵がとても素敵だ。
ブログでお馴染みの秋月夕香さんは日本児童文学者協会会員としての顔ももつ。
その秋月夕香さんの「モグラの海」に続く最新作。秋月文学にあなたもふれてみませんか?

かえる宮殿

かえる宮殿