一瞬の風になれ
週末あなたの街にいく。これを最期にしばらくはどこにもいかない。
ちょっと調子が悪いので背景ぐらい夏らしくしてみた。(実は昨日から・・汗)
今日紹介するのは久しぶりにはまった本。涙腺が脆い人にはとてもキケンな小説だ(*^^)v。
全国の書店店員が選んだ一番売りたい本。2007年本屋大賞をとった本だ。
- 作者: 佐藤多佳子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/05/24
- メディア: 単行本
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主人公は普通の少年。
その彼が陸上選手として成長していくさまを描いている。
サッカーの有名選手であるお兄さんに尊敬と劣等感をもち、親友の少年の才能に嫉妬と信頼感を持つ少年。こんな少年の想いは等身大の自分に重ね合う(^_^.)彼に限らず登場人物たちの想い、息遣い、鼓動が伝わってきて、ときにドキドキし、ときにコンチクショーと思って読めた(笑)
勿論、恋の話もある(笑)
遠き昔に失ってしまったかもしれない熱いハートが蘇る。
作者の佐藤多佳子さん、童話作家らしい繊細なタッチが僕が気に入った理由だ。小説というよりファンタジーと言ってもいい。
陸上競技のことがよくわからなくても文句なく楽しめると思う。*1
すべてはラストのために。人生が愛おしくなる感動長編。(帯より引用)
熱い感動とともにアスリートの素晴らしさを体験できる本。きっと表題どおり、読後に心の中に爽やかな一瞬の風がふくだろう♪。