いけばなの教え

sakurasaku20052009-04-07

今日はうって変わって全然違うことを書く。
草月流の華道の教えに「真・副・控」というのをご存知だろうか。
花を生けるときは、まず主軸となる「真」を生け、次にそれを引き立てるための「副」を、最後に全体を統一するための「控」を生ける。(江原啓之さんいのちの詩より)
なるほど「だから生け花はバランスが取れて美しいのか」と感心したものだ。(写真は長野県民文化会館)
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似たような考え方で「天地人」というのがある。
あのNHK大河ドラマ題名になった言葉。元々は孟子の教えだそうだが、上杉謙信公がいった言葉に由来する。*1
*2

僕は「人は石垣〜」の武田信玄公も好きだが、「利を捨て義を取った」上杉謙信公や直江兼続もかなり好きだ。
ちょっと歴史オタク的なところがある・・汗
この二つの教えに共通するのは、あれもこれも欲張らずに自分の主(メイン)となるものを決め、それを引き立てることを学び、そして全体のバランスをとる。それが大事だということ。生け花というのは奥が深い(*^_^*)


ところで、なぜ今日はこんなことを書いたのか・・。
実は日曜日の朝、県民文化会館の前で有志による太極拳教室をはじめた。
勿論、僕が講師じゃない。ただ今の僕にとっての真(主軸)は太極拳(あれ、仕事じゃない・。汗)引退したら老人クラブで教えようと思っている。そのための準備(練習)でもある。
さらに4月からアーリアの柳沢先生に師事しヨガ教室に通い出した。これが僕にとっての副。
仕事で、際限なく続く宴席を断る理由にしようという魂胆もある・・汗
我が家では彼女の温かい計らいで、お小遣いでいくことになった(^_^.)
そして全体のバランスをとるためブログにまとめた。これが控。
そんなこんなの作太郎。今後ともよろしゅう願います。ちなみに次回は新宿でみつけた美味しいおでんやを題材におでんの未来を考えたい(笑)。


なお、長野市近郊のお住まいの方で興味のある方は長野県民会館の芝生前に朝10時にくると1時間の体験ができるヨ♪

*1:天の時、地の利に叶い、人の和ともに整いたる大将というは、和漢両朝上古にだも聞こえず。いわんや、末代なお有るべしとも覚えず。もっとも、この三事整うにおいては、弓矢も起こるべからず、敵対する者もなし

*2:意味:天の巡り合わせが良く、地勢の有利さに恵まれ、家臣・領民がよくまとまっている、この3つの条件を満たす大将を、日本の歴史、中国の歴史、神話の時代にさかのぼっても見たことがない。もっともこんな大将がいたら、戦は起こらないし、敵対する人物もいないだろう大河ドラマ天地人引用