新宿御苑の桜

新宿御苑で満開の桜を見た。
東京の青空に高層ビルが生え、僕の目の前を薄桃色の桜の花びらが散っていく。
ここは素敵な場所だ。とても風情のある光景だった。
なぜだろう。桜の花は人生を思わせる。(写真は新宿御苑）
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こんなことを書いていいかはわからないが僕らは不妊治療をやっている。
僕はもう、ええ加減子供を持つ歳ではないのだが(――〆)、彼女はまだギリギリ子供を持てる年齢だ。ただ、先生もチャンスはそうないと言っていた。
だから東京まで治療に通っている。
そこは僕らが調べた中で一等確率の高いお医者さんだった。ただ今回は僕の調子が悪かったせいでうまくいかなかった。

そこで二人で切り替えて新宿御苑で花見をした（*^_^*）ちょっと切ない花見だ。
休日の新宿御苑は大変な賑わいで、老若男女みな楽しそうにしている。
ボールを追いかける子供たち、ビールを片手に幸せそうに眠る年配の方、そして活気よく楽しそうにしゃべる若者たち・・・・
そこにいる人たちがみな笑顔だった。
笑顔の力は素晴らしい。彼らを見ていた僕らまで笑顔になれた。
人生で頑張ってもうまくいかないときはいい意味で開き直る。
僕の好きなターシャ・テューダーさんはこういっている。

「庭は一夜にしてならないわ。毎日の生活に魔法をかけ、時間をかけることで、気持ちをこめることで少しずつできていくのよ」・・
「自分を信じて時を待つの。これができるかどうかね。それは試練の日かもしれない。でもゆっくり確実に進めばその先に喜びがあるの。本当の喜びが」

僕らもいつか喜びの泉にたどり着ける日を夢見て。