卒業

春は別れと出逢いの季節。とかく感情が高ぶりやすい。卒業式のシーズンでもある。
息子や娘の卒業にハンカチを持って涙ぐむ人もいるかもしれない。
また独り言のような記事を書く。ただ聞き流してほしい。
僕らも卒業式があった。
開発チームで一緒に労苦をともにしたA社のH部長が退職し、北海道に戻られるという。送別会をした。
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宴席中ほとんどイチロー似のY君は泣いていた。僕は仕事の別れに号泣できる人と一緒に仕事ができたことを誇りに思う。彼はよくいった。
「会社は私が説得します。やってみましょうよ。作太郎さん。このプロジェクト(開発)は絶対成功しますよ。そしたら、一緒に美味しいお酒が飲みましょうよ・・」
彼ほど自らのミッション(使命)に情熱を燃やし、チームの仲間に奉仕した人はいなかった。
部長とはいえ彼とは年はかわらない気心の知れた仲・・。彼と一緒に仕事をすると10年前の自分を思い出す。
「なぜこんなことができないんですか。過去できたできたは関係ありません。いま、できるかできないかです。」
あの頃の僕は尖っていた・・汗。プロジェクトリーダーだった僕の下には200人もの人が動いていた。


この性格が災いしたのか、結局僕はそこにはいられなくなった。そして彼もまた、去ろうとしている。
会社でいいたいことをいえば軋轢も増える。そして人間でもっとも怖い感情は「嫉妬」だと僕は思っている。ただ、わかっていてもいいたいことを言ってしまう人・・どこの会社にも一人はいると思う。だからこそ残ってほしかった。
地元に戻るとはいえ彼がいなくなるのは・・寂しい。ただ彼の人生の選択は仲間として尊重してあげたい。
だから今日は何も言わずに、男同士飲んだ。場末のスナックでオザキもうたった。

行儀よくまじめなんて〜くそくらいだと思った〜チャラチャチャーラチャチャ〜
ひとつだけ解ったこと・・・この支配からの・・・・卒業

(久しぶり?にばかみたいに飲んだ←いい歳のおっさんが何しとんねん。)



僕には贈る言葉はもう浮かばない。ただ、今日は笑顔で送り出したい。
ありがとう