なぜ美人ばかり得をするのか
昨日とはうってかわって興味深いタイトルの本を紹介したい。
- 作者: ナンシーエトコフ,Nancy Etcoff,木村博江
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2000/12
- メディア: 単行本
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ただ「なにが美しさを決めるのか」「美人は赤ん坊でもわかる」「男は写真で、女は履歴書で相手を選ぶ」「人はなぜ髪と肌にこだわるのか」等々。女性ならではの視点で興味深いことを書いている。
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- 美人は善人か(美人は損をする)。
- 美人は親切にされるが管理職にはなりにくい。
- ブロンド美人は天使か悪女か
- 誘う表情のヒミツ。
- ファッションの誘惑
- 雄はなぜ派手なものに惹かれるか・・・等々
100円の古本の中で今年一番のヒット作だった。
具体的に例を紹介しよう。
女性が白くてほんのり赤みのあるメークアップを好む理由は何か。著者はこう分析する。
「色白で頬に赤みのさした肌は子供の肌であり、若い娘の色である。女性たちは若さを永遠に保ちたいと言う気持ちが美肌への憧れとなる」
また口紅を塗る理由は
赤は血の色、炎や輝きの色、性的に興奮したときの色であり、遠くからも目立ち、気持ちをかきたてる色だから・・という
女性が言うとなぜか納得力がある。
彼女曰く女性が恋に陥る理由を相手のどこか両親を彷彿させるところがあるから・・・実際結婚してみてそれは感じるところがある。美人とは『非常に魅力的だが、際立って目立たない人』と彼女は言い切る。
すなわち、人間は進化の過程で安定を求める淘汰の原則が働き、より平均的(自分と似たもの)を求めるようになった。だから美人は決して人より優れた美しい人をさすのではないと・・・面白い考え方だ。
美は訪れを待つものではない。生み出すものだ。
著者の言葉に女性としての自覚とプライドそして想いを感じた。
美しさを目指すすべての女性に読んで欲しい1冊。実際会って内容を話したくなる1冊!僕の想いが届くのだろうか。