あの映画は何人みれば儲かるのか

彼女のブロ友Hさんから紹介されて買った1冊。
「ジプリの映画はいつもヒットするけどいくら儲かっているの?」
宇多田ヒカルはFirstLoveのヒットで印税がいくらもらえたの」
「Gactのライブは赤字なのになぜいいの」
そんな素朴な疑問とエンタメ界の裏事情をを会計のしくみを使って説明しているところが面白い♪

あの映画は何人みれば儲かるのか?

あの映画は何人みれば儲かるのか?

<応援ありがとう♪甲信越ブログランキング(*^_^*>


中身は読んでお楽しみ♪・・といいたいがちょっとだけ紹介したい。実は僕が特に興味を惹かれたのは下のふたつ
ひとつは「ベストセラーを出した出版社がなぜ潰れるのか」
出版業界特有の再販制度について説明し、在庫リスクをわかりやすく書いてあった。
ここからちょっとネタバレなので読んでない方は飛ばしてね(^_^メ)
出版業界は値下げできない分、売れない本は出版元が回収するしくみになっている。これを再販制度と呼ぶ。おかげで一時的には市場に出回っても、売れない本は出版会社に返品されてくる。だから、ベストセラーを出した会社が喜んで次作の発行部数を増やすと、売れない場合、回収代金を支払いきれずに倒産するというわけだ。
なるほど、自費出版すると最後は在庫を引き取るわけにはそんなわけがあったのか・・(著者と違う視点でみていたワタシ・・汗)


もうひとつ「ボーナストラックとジャケCD違いのCDはお得」
なぜ、この項が気になったかというと彼女が愛するwinds.の新作がまさにそのジャケ違いだからだ。
ジャケ違いとは表紙(ジャケット)と、収録されているボーナス曲の種類を変え同時発売する方式。いわば一粒で二度おいしい江崎グリコ商法のようなものだ。


ファン心理とは悲しいもの。
僕から見ると見事にレコード会社の戦略にのっているように思えるが、彼女はCDを3枚予約しご満悦。なんでも北海道のファンイベにいきたいらしい。どうせなら当たって欲しいと思っている(*^_^*)
僕はこのファン心理をついた商売はレコード会社にとってどれだけお得なのかを知りたかった(*^_^*)おかげで学べた(笑)


個人的には会計のしくみは知っているせいもあり、もっとエンタメ業界の裏側を語ってほしかったが、身近な例を使って経理のしくみを学ぶという点は斬新だ。またまた個人的意見だが、音楽業界や出版業界に興味のある方、満天どんのような鋭い視点でモノゴトを見たい方にはお薦めの1冊・・と思う(^^♪
きっと、普段テレビや映画では見られない、裏の世界がみえてくる(*^_^*)。


話題は少しそれるが11月26日はw-inds.everyday発売日。
クリスマスらしい、いいバラード。よく知らない僕が聞いてもいい曲♪お薦めだ。