ジューンブライド

sakurasaku20052008-06-17

休日、チャペルで結婚式をあげている花嫁さんを見た。
純白のドレスが太陽を浴びて輝いていた。綺麗だ。
6月は梅雨の鬱陶しい季節だが、女性にとっては憧れの月である。
家庭の守護神「ジューノ」の月。この月に結婚する花嫁は格別に祝福されると言われている。
花嫁はブーケを手にしていた。日本人は花を愛する。特に心のラベルが好きなようで、母の日は赤いカーネーション、父の日は白い薔薇をプレゼントするそうだ(僕は父に薔薇を贈ってない・・汗)
よかったら押してね(^^)v(写真はバラの花)



日本の代表的な花には「さくら」や「菊」を思う浮かべる人も多いだろうが、僕は6月の雨露に濡れた紫陽花も好きだ。
こととわぬ きすらあじさい もろとらが ねりのむらとに あざむかえりけり
(物を言わない木にさえも、アジサイの色のように移ろいやすいものがあります。ましてや、手管に長けた諸弟の言うことに、私は簡単に騙されてしまいました。)古くは大伴家持がこう歌ったが、紫陽花は咲き始めてから段々と花色が変わることから花言葉は「移り気」「心変わり」と言われている。
ただ、幕末に長崎に住んだ医師であり博物学者のシーボルトが、日本人妻のおたきさんを偲んで、母国に帰って紫陽花の学名をHydrangea Otaksa(オタクサ)と名づけたことから「ひたむきな愛情」「辛抱強い愛情」という意味もあるらしい。
※このOtaksaが何を意味するのか日本人植物学者にとって長年謎だったようだ。牧野富太郎もその一人で、シーボルトアジサイをオタクサと呼んでいたことが日本人妻の楠本滝(通称お滝さん)の名前に由来すると知って偉く腹を立てたらしい


人の心をごまかすように
七つのおたくさ紫陽花は
オランダさんの置き忘れ……

長崎を舞台に、こんなお滝さんをうたった悲しげな曲が残るそうだ。magnoria紫陽花の花言葉「ひたむきな愛情」「高慢」参照


ちなみにアジサイの花を乾かし煎じて飲むと、解熱作用があるという。その前にこの酔っ払いの僕に誰か。ウコンの力をください・・汗♪