花まつり

今日は「花まつり」。簡単にいうとお釈迦さまの誕生日♪
お寺ではいろんな花を飾った小さなお堂(花御堂)で、天地を指さした誕生のお姿の誕生仏に、甘茶をかけてお祝いするそうだ。
天上天下、唯我独尊、三界皆苦、我当度之
お釈迦さまは生まれると、すぐに七歩ほど歩み、右手で天を、左手で地を指さしてこういったそうだ。
さくちゃんのつれづれ日記(^^)v


「人はこの世に一人だけであって、それぞれがお互い自分というかげかえのない存在であり、尊い命である。私は苦しむ人々を救うことを第一としよう」
すると天に住む竜が感激して甘露の雨を降らしたという。2500年前の有名な逸話。
大学時代、僕の親友は般若心境を読んでいた。当時、僕はまったく仏教に興味がなく、かわった奴だなと思っていた。そういった僕が最近、ブッタの教えをたまに読む(また哲学的だと言われそうだが・・汗)
古今東西、全てに通じる大切なことはひとつだと思う。すべてのことに感謝するココロ。


唯我独尊・・・昔僕はこれをわがままなことだと誤解していた。だけど、これは一人一人違うことを知って、自分を尊重しようという意味の言葉だ。改めてわかってみると素敵な言葉だと思う。
きしくも昨日、満天さんに言葉は音楽に勝てないと言われ、はたとそのとおりだ思った。それでも僕は言葉の持つ感動を伝えて生きたい。
だから、今日は最後に僕の好きな金子みすずさんの詩を紹介しよう。ブッタの教えに通じるものがある。

私が両手をひろげても、お空はちっとも飛べないが
飛べる小鳥は私のやうに、地面を速くは走れない。
私がからだをゆすっても、きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のように たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。