加島祥造さんの詩集「求めない」

なぜこんな田舎に暮らしているんだって
都会の暮らしになぁ、心がたくさん求めすぎちまって、息苦しくなったんだ
信州伊那谷に暮らす83歳の人生の先輩のお言葉
なんだろう、同じ信州に暮らす僕は胸を打たれた。

『求めない』 加島祥造

『求めない』 加島祥造

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墨彩画家として、また「老子」の現代語訳で有名な加藤祥造さんが書かれた本。
とても心安らかになる。
彼は僕らにこう語りかける。

「ほんの3分でいい、求めないでごらん。不思議なことが起こるから」
「求めない――すると、本当に必要なものが見えてくる」
「求めない――すると自由になる」。
「求めない――-自然は何も求めないから

この詩集は欲を持つなといっているわけじゃない。
いろんな欲は人間だれしも持っているもの。その欲を肯定した上で、「求めない」とつぶやいてみようと提唱している。
何かに詰まったとき、何かに恐怖を感じたとき、心の中で「求めない」と
この詩を聴いていると、著者の懐の大きさと優しさ、そして「大丈夫だよ」って語りかけてきてくれるような安心感を与えてくれる。
直接指名するのはどうかと思ったが、兄から妹へ。さくらさんに読んで欲しい本だ。今度東京いくとき持っていこうかな(って行く予定がない _| ̄|○