大切なのは

sakurasaku20052007-10-26

今日kirilynさんのブログ、おきなわふぉと2で沖縄の素敵な滝をみた。
その名も「ター滝」(^^)。
そういえば昔、バブリーな時代に会社の金でカナダのバンフに行ったとき、バンフ国立公園の中を流れるボウ川でボウ滝というのを見た。あの滝も素敵だった。マリリン・モンロー主演の「帰らざる河」という映画にも登場している。
当時、会社の報告書に堂々と「ボウ川にあるボウ滝、決して匿名希望の滝ではない・・・」
なんておばかなことを書いたことを思い出した。・・若気の至りである(汗)。(写真はバンフの街並。信州のアルプスもびっくりの素敵な街だった)
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いい写真を見せてもらったお礼にちょっとkirilynさんの撮る針穴写真を紹介したい。

針穴写真とは、
ピンホール写真とも呼ばれ、レンズの助けを借りずに極小の穴から光を取り込み画像として定着させる写真のことだそうだ。すでに江戸時代からあり、雨戸の節穴から差し込む光によって、障子に「逆さ富士山」を写し出している様子が描いたものが残っている(JPPS日本針穴写真協会HPから引用)

これだけ日常生活がデジタル化されている中で、とてもアナログチックな手法だがなんとも味わい深い。僕はずっとみていても飽きない。
システムのようなデジタルな仕事をしていると僕はときどき思う。
より便利に、より効率的にしくみを作るというのが僕らの仕事だが、最後は、人は人間的な触れ合いのあるアナログチックなサービスを求めるのではないだろうか?。
例えば、いくらネットで気軽に見える電子ブックが普及しても、紙の本はなくならないと思う。本には紙の活字でしか表せない温かさがある。
デジタル化が進めば進むほど、僕らは人と人の触れ合いが盛んだった昭和を懐かしみ、だからこそ「Always3丁目の夕日」のような作品がヒットする。
お客様へのクレーム対応をしていても思う。
もっともらしい報告書(詫び状)を持参するより、理由がわかったらすぐいって「ごめんなさい」って謝った方が、ウケがいい。
「困るなぁ。こんなことされちゃ。今回だけだよ。許すのは」といっていた人も、
次回違うクレームでまた謝りにいくと「また!おたくどうなってるの?」と最初は怒りながら「まあ、しかたないか。そうやって頭下げられりゃ、しかたないよ。」と許してくれる。
外国で同じことをしたら責任を全てかぶって大変なことになるだろう。世界は水に流されないが、日本人は素直に謝れば過ちも水に流してくれる。僕は自分の権利ばかり主張する民族が多い中で日本人のこの精神は素晴らしいと思う。
レンズ付きのカメラでは撮れないような写真を撮る
大手企業では作れない、アナログチックなシステムを作る・・・
・・・・同じ感性だ(笑)。
たとえ非効率だといわれようが、僕らは設計書にない機能も、顧客が望めばそれを作る。いい悪いではない。この人とのつながりを重視したシステムを作ることで、大企業が囲い込んでいる顧客を切り崩していくしか僕らが生き残る道がないからだ。
昔粋がっていた頃は気づかなかった。小さきことの大切さ。
どんなに小さくても、いい。
大切なのは、自分自身で何かを決め、作ること。
そうすれば、きっと後悔することは減るはずだ。