旅立ちと帰還

sakurasaku20052007-09-13

帰ってきた。1週間ぶりに戻ってきた信州は涼しくて、何か別の場所に戻ってきたみたいだ。
僕は旅先でうまく眠ることができない。
その土地の雨、匂い、空気、いろんなものに体がなじむまでに時間がかかる。
だから旅に出ると一所に長く留まる傾向がある。
そして、夜一人で散歩する。その土地の気をひとつひとつ肌にしみこませるように。
それに対し、彼女はいたって環境の変化に強い。どこでも気がつくと眠っている。昔自らを眠り姫と呼んでいた(汗)(写真は高速バスから見た夕日)
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ニュースを見て驚いた。安倍首相の突然の辞意表明に。
僕は彼のことは結構好きだった。
いくら「坊ちゃん」とか「政治家らしくない」と言われても、その誠実そうなところが。美しい国も読んだが、言っていることは間違ってはいないと思った。それに奥様(アッキー)と手をつながれている姿はとても微笑ましく見えたから。
だから、永田町の人たちにいくら辞めろといわれても続けて欲しかった。
オトコは引き際がとても大事だ。彼を「坊ちゃん」のまま終わってほしくなかった。オトコは非難や挫折、失敗を通して成長すると思っているから、最後まで問題に真正面からぶつかっていってほしかった。


勿論、健康上の理由もあったのだろう。
もしかしたらこころの問題も。東南アジアから戻った彼の目は朝青龍のようなうつろな目をしていたから。
ニュースでは無責任という声がたくさん聞こえてくるが、最後の餞にこのブログぐらいは彼に優しい言葉を贈りたい。

一年間お疲れ様でした。これで終わりではありませんから。もう一度、底から這い上がって「美しい国」を目指してください。それこそ自ら言った再チャレンジの実行だと僕は信じてます。
柵作太郎


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