小林大祐先生に捧ぐ・・・

sakurasaku20052007-08-21

今日は少しまじめな話を書こう(^。^)。
「本当の失敗は自分があきらめたときにある。覚えておきなさい。成功のコツは執念にあることを。」
日本のコンピュータのパイオニアと呼ばれた小林大祐さんの言葉。昔、仕事で彼の講演を聴いたことがある。
小林大祐さんは某F社の相談役でもあり、あの名作「oasys」の生みの親でもある。(写真は我家の百合。酷暑の中今年も大きな花を咲かせてくれた)
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当時、血気盛んな僕は、そのとき、執念という言葉に違和感を覚え、「なんだ。このオジさん!ちょっと堅いな。そういうのを往生際が悪いって言うんだぞ」なんて心の中で思っていた(汗)。
だが、あれからいろんなことがあって、いろんな経験をして、今になってその言葉にうなされる。成功のコツは執念か(汗)・・・。
僕はあきらめが早い・・_| ̄|○だけど、執念も持ちすぎると人生辛くなる。


去年、エジソンは電球を発明するまで2万回の失敗を繰り返した話を書いた。人からいくら「そんな実験やるだけ無駄だ」と揶揄されても彼はあきらめなかった。周りにどんなことを言われても、自分の信じたことを曲げなかった彼は、結果的に、見事に電球を発明した。
その発明も凄いが、もっと感心したのは発明したとき彼の言葉。
「私は、実験において、失敗など一度たりともしていない。これでは、電球は光らないという発見を、今までに2万回してきたのだ。」
「よくこんな屁理屈を」・・こう思う人もいるだろう。
でも、2万回も実験を繰り返したのは事実である。この忍耐力と努力は並大抵のことではない。しかも、それを「努力」と言わずに「光らない発明の実験」という彼のユーモアがまた凄い。
若い頃は努力や失敗はかっこ悪いと思っていた。努力は人の見えないところでするもの、それを執念と表現するのはスマートではないと・・・
だけど、明確な意思を持って、努力し続ける人に僕らは絶対かなわない。天才と呼ばれる人はみなもの凄い努力をしている。
努力することに才能はいらない。だれだって始めようとすればすぐ出来る。でも、努力を続けることには才能がいる。
続ける才能・・・僕も身につけたい。
本当の失敗はあきらめたとき・・・・・
今日は小林大祐先生の命日。今は亡き先生に謹んで哀悼の意を捧げたい。