未来の記憶

sakurasaku20052007-07-27

昨日の檄がきいたのが、夜なべ作業はまだ続いている。電話でそう報告があった。
僕はといえば、家でブログを書いている・・・・(汗)
書こうかどうか迷ったが、ありのままを書くのが僕のスタイル。ありのままに書くことにした(*^_^*)
医者に行った。
いつもの定期検診というやつだ。(写真は世界の中心で、愛を叫ぶの壁紙。朔太郎の大沢たかおさんをのせてみた)
あなたのハート、応援待ってます♪」さくちゃんの甲信越ブログランキング


僕は大人になっても注射が苦手で、また血を抜かれると恐れていたが、「血」は抜かれなかった。かわりに先生から「気」を抜かれた。
「先生、最近ね。物忘れが激しいんですよ。薬のせいですか?」
ちょっと気になっていたので、思い切って聞いてみた。
先生はカルテから目を離し、少してかったおでこをこちらに向け、くるりと振り向いた。丸顔のその羊のような微笑。ちょっといやな予感がした。
「記憶がですか。それはいつ頃からですか。」
「えー、いやーここ、2、3ヶ月位ですけど」
「さくさん(微笑)最近、人の名前と顔が一致しなくなったり、電話番号が覚えられなくなったりした自覚症状はありませんか。」
「なんだ、先生、よくわかるじゃないですか。僕はね。昔から物凄く記憶力は良かったのだけど、最近、人の名前が出てこなかったり、自分の家の電話番号が急に浮かばなくなったり、不思議なことが起こるのですよ。」
僕の話を聞きながら、先生はまた優しく微笑んだ。もう目は笑っていなかった。
大事な話があります。よく聞いてください。
「海馬って知っています?」
「かいば?脳の中にある記憶を司るあれのことですか。」
「そう、さくさんのような病気をもった人はその海馬が45歳から55歳を境に急速に衰えていきます。」
「それって、僕の記憶がなくなるってことですか。」少しだけ手が震えた。


「ビシっといこうよ♪」映画「明日の記憶」の佐伯雅之(渡辺謙)が脳裏に浮かんだ。彼も自らのチームを率いて仕事に気合を入れている最中に病気を宣告された。http://d.hatena.ne.jp/sakurasaku2005/20060616/p1
「大丈夫です。記憶がなくなるわけではありません。アルツハイマーとは違います。ただ何かを覚えにくくなるんです。端的に言うと物忘れがひどくなります。」
「それって日常生活に影響は出ませんか。どうすれば止めることができるのです?。」気づいたら拳をぎゅっと握っていた。
(今日はいろいろあって疲れた。続きはまた後日)