コーギーコテージ

sakurasaku20052007-07-20

「納期に間に合いません。大変なことになります。」
窮地に立たされたとき、何気なく見たブログに心の琴線に触れる記事があった。
kirilynさんのおきなわふぉと2に紹介されていたmarimoさんのMARIMO大きい流れの中の小さい流れである。
皆さんはターシャ・テューダーさんをご存知だろうか。

凹んだときは一歩前へ♪」甲信越ブログランキング
イスカンダルの美人を思い浮かべた人・・・あなたは相当マニアックだ(笑)。
ターシャ・テューダーさんとは『コーギビルの村まつり』などで知られるアメリカの絵本作家。僕はNHKの特集で彼女を見たことがある。90歳を越える彼女は今も素敵で、彼女の放つ言霊(ことば)は、まるで地球の鼓動のように自然に心に溶けていく。
その言葉のいくつかがMarimoさんのブログに綴られていた。丁度、会議の前にそれを読んだら、僕の背中を電気が走った。
「喜びは創りだすもの」

「初めから恵まれすぎているより、足りないぐらいのほうが、人生からより多くの喜びを引き出せる、ということもあります。成功する可能性はだれにでもあるの。ただ、必要な努力をするかしないかではないかしら。」

そう、人生は必要な努力をするか、しないか。悩んでいても仕方ない。
まずやれることをやってみよう。そう思ったら何だかワクワクしてきた。チームのみんなを集めてそのことを話すと
「この事態にワクワクするなんて、さくさん・・・・・・・相当変わっていますね」そう揶揄された(汗)。
だけど、しばらくして
「やってみましょう。騙されたと思って。今うちにできることは○○です。うちは××です。」次々に各班から声が出された。
「これで失敗したら、責任とってくださいよ〜」技術者の一人がそういうので、「大丈夫。責任は僕の上司が取るから」そう答えると、少し笑いが起こるとともにチームに一体感が出てきた。
・・・・・しまった。勝手にひとの名前を借りてしまった(汗)。
だけど、危機的状態がチームに一体感を与えてくれた。まさに失敗のおかげである。
喜びは自分で創り出すもの
サラリーマンを長くやっていると、誰も責任を取らない体制や部署間で責任をなすりつけあうところを何度も見ているうちに、忘れてくる。
本来、仕事は「楽しい」ものだということを。楽しい理由は「みんなでやれたという一体感が味わえるから」ということを。
勿論、そうでない人もそんな環境にない人もたくさんいる。だけど今夜の僕はちょっとだけその余韻に浸っていたい。

世の中の憂鬱は影にすぎない
そのうしろ、手の届くところに喜びがある
フラ・ジョバンニ 喜びの泉 ターシャ・テューダーと言葉の花束』より

追伸:kirilynさん、marimoさま勝手に紹介してごめんなさい。だけど、ありがとう。そして、このご縁を運んでくれた方城先生にもこの場を借りて御礼申し上げます。
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