叱り上手叱られ上手

sakurasaku20052007-07-05

2日続けて本の紹介。
さくちゃんはこの頃ブログ、手を抜いてない?と思った人・・・・
あなたは鋭い!
今日も更新時間は真夜中になってしまった(汗)
サラリーマンたるもの、辛くても叱り・叱られを体験してこそ一人前になっていくそうだ。

叱り上手・叱られ上手 (PHP文庫 サ 6-2)

叱り上手・叱られ上手 (PHP文庫 サ 6-2)

ちょっと落ち目の♪」さくちゃんの甲信越ブログランキング(笑)
たくさんの部下を持ち仕事していた頃に読んだ本を読み直してみた。ハハハ、仕事に関しては今は見る影もない(汗)
松下幸之助さんがさほど好きではないが、どの本を読んでも彼の叱り方は一流で愛情があるという。
上手に叱ってくれる人が少なくなった昨今、大人も子供も叱り、叱られ方を学んだ方がいい。
著者の斉藤茂太さんは斉藤茂吉さんの息子さんで、精神科医。私は結構彼の本を読んでいる。
本書の中で

戦後の民主教育の結果、子供は喋ることも上手になった。だから叱られっぱなしではない。叱りに対しときに屁理屈をこねて反発するようなった。そうすると親は自分のメンツがたたず、自尊心が傷つけられるのでしだいに叱ることに情熱を示さなくなった。これが戦後父権の弱体化・・
といっている。確かに隣の公園で子供の悪さを注意できない大人が増えてきた。私は個人的に「叱る」ほどの愛情表現はないと思っている。だから叱るためには一度、相手の立場にたってみることが大切

という彼の考え方には共感した。
時の感情だけで叱責するのは「叱り」でなく「怒り」だと思う(笑)
自分の立場だけにこだわってしまう人は几帳面で、完全主義的傾向が強い。クヨクヨ型で生真面目な性格の人も多いそうだ。だから、相手が自分をどうみているかばかり気になる。相手の立場に立ってみたら自分がどうみえるかと考えることは少ないという。
自省の念もこめてよく覚えておこうと思った(笑)
他人を知り、己を知ることが世渡りの原則。叱り、叱られ方の事例がいくつも紹介されていたが、最終的に私が感じたことは↑のことである。
本当の自分のことは以外に自分で気付かないものである。叱ってくれることは鏡に映った自分の心の姿を見せてくれることだと思えれば、叱られても腹は立たない。
だけど、なぜだろう。上司に言われると腹が立つ。ハハハ、本と現実のハザマは中々難しい(汗)