マックな出来事

週末マックを食べた。
なぜなら、ハッピーセットについてくるトニー・トニー・チョッパーが欲しかったから・・・(汗)。のんびり、のんびりのぐらっちさんに教わった。(写真はそのチョッパー)
いい歳をしたおじさんが何をいうというかもしれない。
彼女にも「あなた、こんなものどうして欲しいの」と聞かれたが、「君が橘慶太君のグッズを欲しいのと一緒だよ」と言ったら妙に納得し協力してくれた。

知らない人のために一応解説しておくと、トニー・トニー・チョッパーとは尾田栄一郎さんの漫画『ONE PIECE』に出てくる青っ鼻のトナカイ。勿論、架空の動物である。
僕は彼のひ弱さと無邪気さの中にも人にこびない芯が強さが好きである。


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マックは予想通り子供たちでごったがえしていた。
きゃははは、子供たちの黄色い声とともにお母さんが叱る声が聞こえる。僕らは完全に浮いていた(汗)。
そんな中、ハッピーセットを注文した彼女が「あなた〜。チョッパーもうないって。変りに何が欲しい」と店内で大きな声で話しかけるので、僕は赤面してどこかに隠れたい気分だった。
チョッパーは子供達にも人気らしく、もう在庫はなかった。彼女はルフィーを片手に意気揚々と返ってきた。あの度胸はたいしたものだ(笑)
翌日、たまたま繁華街のマックに入った。少し大人びたマックである。
「いらっしゃいませ。ご注文は何になされますか。」
「ハ、ハッピーセットを1つ」今度は控えめに僕が注文した。
「お客様がお召し上がりですか?」ベテランのお姉さんの顔が一瞬訝しげに変わった(汗)
それでも彼女は笑顔で「お飲み物とおまけのおもちゃは何にいたしますか?」
野菜ジュースと・・・・二人で少し悩んでいると、お姉さんの方から「ルフィーもございますよ」と微笑んでくれた。
「チョッパーなんてもうないですよね。」ゆっくり見あがるようにそういうと「勿論、ございますよ♪」・・・・素敵な笑顔が返ってきた。
素敵な瞬間だった。

このおもちゃ。黒ひげ危機一髪のように、チョッパーの頭を押すと、ワンピース型の円盤が飛び出す・・・
スゴーイ、僕より喜んでいる彼女を見て少し思った。僕たちは大丈夫だろうか?僕らは子供がいないけれど、子供の気持ちがちょっとだけわかる。

貧しい人たちはね、お金を恵まれるよりも
食べ物をあたえられるよりも、なによりもまず
自分の気持ちを聞いてほしいと望んでいるのよ。 マザーテレサ