なんでやねん

sakurasaku20052007-06-12

僕だって後ろ向きに考え、凹むことがある。今日はそんな話をしたい。
同期入会の人が「奥伝」をとった。
奥伝とは太極拳の段位のことで、僕の習っている流派は「初伝」「中伝」「奥伝」「指導員」「准師範」「師範」と分かれる。
僕なんか3年もやっていてまだ「初伝」だ(しかも一度落ちた_| ̄|○
同じ期間やっていて「なんでやねん」
追い討ちをかけるように友人からは「おまえは才能ないんだよ。やめた方がいい」と言われ_| ̄|○(鳥はいい。鳥のまま生きている♪)
まあ、いいではありませんか♪甲信越ブログランキング
こういうとき、僕はモーツァルトに嫉妬したサリエリの気持ちがよくわかる(笑)
「なんであの人が」「なぜ自分だけ」僕らはよくこういう感情に襲われることがある。それを「嫉妬」と呼ぶ。
嫉妬とは、自分の価値を誰かと比べて『負け』を感じる気持ち。だから、「自分って、ダメやん。」と自己嫌悪に落ちる。人と比べるほどおろかな行為はないとわかっていても、一生懸命やればやるほど、こういう感情は起こりやすい。
社会にはたくさんこの『嫉妬』が潜んでいる。
負けを感じたとき、傷つけられたと感じるとき、相手に拒絶されたとき、手に入れたい欲望が叶わぬとき・・・、
嫉妬が一番怖いのは、自分ではなく他人の行動に影響されるということだ。自分ではどうすることも出来ない。そういうとき、意味もなく「ありがとう」と呟いてみた。
不思議なものだ。そんな自分の気持ちに笑ってしまった。
確かに3年もやって初伝、それも2回目でやっと受かるようでは、才能はないかもしれない。だけど、いいじゃないか。好きでやっているのだから。
それに僕が求めているのは、何事もすぐできる器用な才能ではない。ドン臭くとも「続ける」という才能だ。そのことに気づいた。
悪いことは考えだすと次々にやってくる。不幸は不幸を呼ぶように出来ている。
その不幸の連鎖を断ち切りたいとき「ありがとう」という言葉。論理的な根拠はひとつもないけれど、よく効く(笑)♪

『まける人のおかげで 勝てるんだよなあ』
僕はこの相田先生の言葉がすごく好きだ♪