五日市剛さんの講演会

sakurasaku20052007-05-28

なんて書いたらいいのだろう。五日市剛さんの講演会を一言でまとめるのは難しい。
この感覚、コンサートを見終わったときに似ている。正直、僕は感動した。
会場のよみうりホールには抽選に当たった老若男女2000人近い人が集まった。
僕は人の講演で初めて泣いた。歳で涙もろくなったせいとばかり思ったら、隣で親子できていた青年が顔に手をあて嗚咽していた。元はといえば話している五日市先生自ら泣いたせいだが、あの会場でこんなに泣いていたのは僕らだけだったかもしれない(汗)
だけど、いい講演だった。(写真は宇賀地洋子さんのいろはの国)
まあ、いいではありませんか♪甲信越ブログランキング
つい先日出た彼の本「ツキを呼ぶ魔法の言葉2」が2日間で11万5千部も売れたというから驚きだ。その出版記念講演で会場にはこの話を絵本にしたほしのひかりさんや版画家の宇賀地洋子さんもいらっしゃってサイン会をしていた。
彼をはじめて知ったのは去年の4月「壮快」という健康雑誌だった(普通、読まないね。この雑誌(汗)
魔法の言葉「ありがとう」「感謝します」「ツイている」この言葉を毎日、唱えていると、本当にツイてきて、幸せになる・・・
最初はウソかと思った。だけど試しているうちその効果に驚き、幸せは循環するって考えに辿り着いた(笑)。
まじめな方とばかり思っていたが、そんなことはない。茶めっけたっぷりでダジャレも飛ばす。
「僕はね。これでも一応科学者なんですよ。」三谷幸喜さんとカンニングの竹山さんを足して2で割ったお顔でいうしぐさが可愛い(僕と一緒でビジュアル系ではないけど(笑)
自らを先生でなく「さん」と呼んでくれという姿勢にも好感が持てた(←ほんとに呼んでるワタシ(汗)
彼の主張はシンプルでわかりやすい。
学生の頃、貧乏旅行先のイスラエルのおばあさんから教わった言葉。
「嫌なことがあったら、すぐ、ありがとうって言いなさい。それ以上嫌なことが起きないから。嬉しいことがあったら感謝しますって言いなさい。また、いいたくなることが起きるから」「一番大事なことは、「自分を愛し、そして敵を愛することよ」
彼はその言葉に「ツイている」を足し、実践したら、お金も幸せも両方手にはいったという。本に書いていあることにエピソードを加え、面白おかしく話してくれたのだが、最後の2つの話には参った。
愛息を亡くしたお母さんのディズニーランドの話と、家庭教師をやったお嬢さんの話。勝手に涙が溢れ出た。この話はまた別に機会に書きたい。
帰りのエレベータで、顔を真っ赤に腫らし、拳を握り締め泣いている別の青年を見て、日本の将来も明るいなあと勝手に思った(笑)。
いい言葉はいい人生は作る。汚い言葉を使うと、そういう人生を歩むようになる。言葉の力を感じた講演会だった。

ツキを呼ぶ魔法の言葉2

ツキを呼ぶ「魔法の言葉」 2 (2) (マキノ出版ムック)

ツキを呼ぶ「魔法の言葉」 2 (2) (マキノ出版ムック)

この本とてもいいことが書いてあるが、特に僕が好きなのは、宇賀地洋子先生の「いろはの国のありがとう」という物語。

昔、昔、「いろはの国」には言葉の精霊たちが住むとても大きな「言葉の樹」があった。
「うれし言葉」を聞けば、うれし言葉の精霊が
「かなし言葉」を聞けば。かなし言葉の精霊が、人間のそばに寄っていく。・・・。

版画といい、物語といいとてもよかった。
みほようこさんの風の神様の物語と相通じるものを感じた。ようこさんという名前の方に僕は縁があるようだ♪
サインを頂き、一人喜んで帰ってきた(笑)