ライオンめざめるの感想

ライオンめざめる―風の神様からのおくりもの〈4〉 (風の神様からのおくりもの (4))

ライオンめざめる―風の神様からのおくりもの〈4〉 (風の神様からのおくりもの (4))

今日ご紹介したいのは、信州諏訪出身のid:youko510みほようこさん)の4冊目の童話「ライオンめざめる」。風の神様からのおくりものシリーズで、信州諏訪の風の神様から聞いたお話をまとめたものである。
「ライオンめざめる」、「笛の音よ、永遠にひびけ」「かきつばたになった少女」の3つのお話が掲載されている。
霧ガ峰高原や志賀高原を舞台にした童話はどの話も温かい。色で表現すると赤みかかった黄色のような、読んでいてほっと和ませてくれる作品だ。
中でも特に印象に残ったが志賀高原の丘の上の大きな楓の物語「「笛の音よ、永遠にひびけ」
二百年間その土地で人々や森の動植物を見守っていた。
ある日、そんなかえでの木が人間たちによって切られてしまうことになる。
「人間たちは、なぜ森の木を切ってしまうのだろう。森では木や草や動物たちが、仲良く助け合って暮しているのに」かえでのこの言葉が、とても印象に残っている。
そして、木が倒される日
「チェーーン」「チェーーン」チェーンソーの音が聞こえる。「ばさっ」「ばさっ」仲間の木が次次に切り倒されていく。果たしてかえでの運は・・・・
この続きは、本書を買ってご覧いただきたい(笑)