ライオンめざめるの感想
ライオンめざめる―風の神様からのおくりもの〈4〉 (風の神様からのおくりもの (4))
- 作者: みほようこ,長野ひろかず
- 出版社/メーカー: 鳥影社
- 発売日: 2006/10
- メディア: 単行本
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「ライオンめざめる」、「笛の音よ、永遠にひびけ」「かきつばたになった少女」の3つのお話が掲載されている。
霧ガ峰高原や志賀高原を舞台にした童話はどの話も温かい。色で表現すると赤みかかった黄色のような、読んでいてほっと和ませてくれる作品だ。
中でも特に印象に残ったが志賀高原の丘の上の大きな楓の物語「「笛の音よ、永遠にひびけ」
二百年間その土地で人々や森の動植物を見守っていた。
ある日、そんなかえでの木が人間たちによって切られてしまうことになる。
「人間たちは、なぜ森の木を切ってしまうのだろう。森では木や草や動物たちが、仲良く助け合って暮しているのに」かえでのこの言葉が、とても印象に残っている。
そして、木が倒される日
「チェーーン」「チェーーン」チェーンソーの音が聞こえる。「ばさっ」「ばさっ」仲間の木が次次に切り倒されていく。果たしてかえでの運は・・・・
この続きは、本書を買ってご覧いただきたい(笑)