太極拳の技について

忘れないうちに太極拳の型で先生から指摘しておきたいことを書いておきたい。これは私のメモなので、読み飛ばして頂いて一向に構わない。
太極拳の太極とは、無限、終わりのない宇宙を意味する。
太極拳の真髄はこの宇宙に基準した自然哲学。言い換えれば月と太陽、昼と夜、冬と夏のように相反する2つの要素がひとつになることから構成される。
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だから、そのバランスがとても大切である。
陰と陽のバランスを保ちながら、柔らかい円を作るように流れる動きが必要となる。
だから、一本調子はよくないという。わたしの型は一本調子だそうだ(汗)。
たとえば、雲がふんわりと行き来する動きを表現する雲手(ユンショウ)という型がある。その名の通り雲の流れを手で表現する。
私のはきちんと指が4本のついたままだった。
「作さんはきっと几帳面な性格でしょ」といきなり核心(=本当のこと)を言われグサっときた(笑)もっと力を抜いて、指はそれぞれ離し、柔らかく流せとのこと。


さらに太極拳には、片足を斜め前に踏み出すゆみ歩(ゴンブ)、片足だちして、もう一方の膝を曲げる独立歩(ドゥリブ)というのがある。
両方とも一方の手は前にあげ、もう一方の手は腰の横で抑える動きなのだが、手の位置も大事だそうだ。
太極拳は武術であるから相手の動きに対し絶えず、前を向かなければいけない。だから抑える手の位置も指が前を向けていなければいけないそうだ。

もうひとつうまく出来なかったのは倒捲ゴン(ダオジュアンゴン)という型。右へ左へと後ろに下がっていく動きだ。
太極拳ではこの後ろに下がる動きはとても大切だそうだ。
ときに後退することで、衝突を避け、共存することも必要という説いている。
これも後ろに下がっていくので、つい後ろを見てしまいがちだが、前を向いたまま下がらなければいけないという。

ちなみに両手で相手を抑える動きもあるが、その場合、右手の甲を前にして、左手でその労宮をめがけ、手を十字にクロスさせ、押すのが正しい。


それにしても先生、ちょっと厳しすぎません(笑)