職人気質のさくちゃん

sakurasaku20052007-01-19

プロである以上、
稼がせてくれる機会がある限り俺はリングに上がる。
ただこれは金じゃないんだ。落とした金なら諦めがつく。
だが落とした意地だけは諦められないだよ。

輪島功一さんはチャンピオンベルトを失った後もリングに上がり続けた時、こう言った。
(写真はとある神社のお稲荷さん、なんか雰囲気が私に似ている(汗)

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私は今やっているシステムの仕事が好きだ。自分には合っていると思っている。
技術的にはあまり(いや実は全く)ないが、使ってくれる人が喜んでくれる、新しいしくみを作っていくのは楽しい。
どこの世界もそうだが、技術屋と呼ばれる人たちは職人気質だ。
ある意味それはプロ意識であり、ある意味、意地がある。
一般的には愛想が悪いともいう(汗)。
だから、出来るだけ自分でやらないと気がすまないし、他人にはあまり聞かないし、教えない。私もかつてそうだったので、とても人のことは言えないが、今はなるべく身を低きにおくよう心がけている。
休職する前までは「この仕事は自分にしか出来ない」という意地があった。
だが、意地では飯が食えない。しかも、会社というところは一人ぐらい、いなくなっても問題なく機能する(汗)。
今はその仕事から、自分が楽しいこと、面白いことを見つけるようにしている。
私は若い人が好きだ。だから、新人君にはシステム設計のノウハウをマニュアルにして教えたり、彼が、エクセルが得意と聞けば、逆に頭を下げてエクセルを教わりに行ったりする。
こうした態度は、この世界では異質に映るらしい。周りの人は横須賀に来航したペリーを見るような目で見る。社内でちょっと浮いている(汗)
でも、いくら好きでも教えられないこともある。
それは、システムを作る際、大事なことは利用者の要望をそのまま聞き入れることではなく、本当に必要なものは何なのかを自分で判断するということだ。
これは口では教えられない。見て、経験して、覚えるしかない。
合併による新システムは、いろんな社のしくみをまとめたため、規模が大きく、全体としてはとても複雑なものになってしまった。
さらに、開発規模が当初見積もりよりかなり上回っても、稼動時期を変えないという姿勢で作ったため、現場にしわ寄せがきている。そんな中、ユーザが本当に求めるものは何かを見つけるためには、「聞く」というノウハウがいる。
この「聞く」という作業は・・・、ここまで書いて気づいた。
こんなことを書く私が、職人気質だ(汗)。職人気質のさくちゃん、う〜ん、水曜どうでしょう