おめでとう 夕香物語第2話公開

新潟に行っていて少し遅れてしまったが27万件のキリ番おさかなが飛んだ日の夕香さんがとってくれた。
ありがとう。そしておめでとう。
そこで、そのキリ番ゲットを祝って夕香物語第2話を公開したい。
第1話忘れてしまった人はこちらhttp://d.hatena.ne.jp/sakurasaku2005/20061203#p2


由布子は時々、少女の頃の悔しかったことを思い出す。
由布子は子供の頃から作家になりたかった。想像力豊かな彼女は、頭の中で浮かんだことを詩や物語にしたかったのだ。
だが、厳格な父は女の優子にそんな夢は見てはいけないとペンすら握らせてもらえなかった。


だが、彼女は諦めなかった。
父の目を盗んでは必死に詩や文章を書き、そして文学を勉強した。
まるで、何かの取り憑かれたように文学にのめりこんでいった。
むらさきを 漬け込む 朝の風冷えて 輝くばかりの 茄子の盛り籠
花を摘み 摘みく乙女はさびしやと 誰が言い初めし 月見草土手
こんな短歌や詩をいくつか作っていった。


あれからどれだけ月日が流れただろう。(つづく)
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