願望の磁石と幸運の磁石

祇園精舎の鐘の音 諸行無常の響きあり。「ゴォ〜ン、ゴォーン」
善光寺の鐘が厳かに1日の終わりを告げる時、目の前を1枚のイチョウの葉が舞った。
信州の秋はもう終わる。
今日は旅立つにあたり、少しノスタルジックなメッセージを残したい。
応援ありがとう♪〜一歩前へ♪さくちゃんの甲信越人気blogランキング


サラリーマンは1日の大部分を会社で過ごす。
仕事は生活の糧であり、家族を養うためにも必要だ。どうせ長い時間を過ごすなら、楽しくやりたい、誰しもそう思うだろう。
そのためには、石の上にも3年というように、下積みの我慢が必要だし、人一倍努力も必要だ。

いつも「できない、できない、無理だ、無理だ」言っている人は当然のように障害が現れ、やはり駄目だったとなる。
しかし、どんな窮地に追い込まれても、いつも「できる、できる、絶対できる」といっている人は願望の磁石が出来上がり、やがて援助者が現れ本当に出来てしまう。


謝世輝さんの「願望の磁石」の中の言葉である。


昔、開発の仕事をしていた頃、絶えず心の中でそう唱えていた。そして、その言葉通りいくつかの店を、ショッピングタウンを私は創ってきた。
その頃、考えていたことは常に「経済的合理性を第一に考える」ということ。「感情」や「情報」に流されず、絶えず利益を追求してきた。
勿論、人を動かしたり、人からお金を出してもらうには、感情に訴えることも必要だ。経営者たちにはいつもガラス細工の夢を語っていた。自分の感情は抑え、その行動がお金儲けにつながるか。そんなことを考えていた。
上司に裏切られ、飛ばされて、その仕事をやめてみて、はじめてわかった。
お金儲けではない。もっと大切なものがあることを。
いくら実績をあげても、会社は本当に困った時は助けてくれない。
仕事のない時代、自分の中では地獄を味わった。
そして、今になって思うことは、どんなことも、身の回りに起こる全てのことは常にベストなタイミングで起きている。ということである。
「なぜ自分だけが○○」と嘆いている人もいるかもしれない。
だが、神様はその人に乗り越えられない試練は与えない。彼(彼女)ならきっと乗り越えられると思って与えたものである。
それに世の中、何とかなるように出来ている。
グッドラックの言葉にあったように、幸運(=チャンス)は、すべての人に平等に起こる。
それを掴もうとする『あきらめない意志』と『そのための下準備』をいかにするかで、その人の人生は違ってくる。
だから、思いたった時が最大のチャンス。あなたもそのチャンスを見逃さないでほしい。逆境にこそチャンス(幸運)は落ちている。