過去記事5弾 太極拳をはじめた理由★前編★

太極拳をはじめて1年以上たつ。
「そろそろ初伝を取らないか。」
先生からそう言われた。
初伝とは揚名時太極拳の段のことで、「初伝」「中伝」「奥伝」、最後が指導員の資格「師範」となるらしい。指導員になるまで、だいたい10年〜20年かかるという。
「サラリーマンはやめたら、何も残らないよ。太極拳は会社をやめた後、人に教えればいくらかの稼ぎにはなる。自分の健康にもいいから一石二鳥だよ。」
先生はそうおっしゃってくれた。
確かにサラリーマンは会社という肩書きがなくなると何も残らない。
課長、部長、取締役、社長・・・
かつて仕事で培ってきた名刺たちは、病気のときは何の役にも立たなかった。会社の看板がなくなったとき、ただその紙切れを見つめ、自分の無力さを痛感した。
彼らは、私の会社とその肩書きに付き合っていたのであって、私個人と付き合ってくれたのではない。取引先から信望が厚かったと思っていたのはどうやら自分だけのようだった。会社は瞬間的に飛びぬけて出来る人よりも、最終的には長く続けられる人を評価する。
仕事がいくら出来ても、休むと周りに迷惑をかけ、評価も下がるので、健康でないと、自分にとっても、周りの人にとってもいいことはない。
自分の体を健康にするには、まず自分で自分を鍛えたい。そう思ってはじめたのが太極拳である。
何よりも月謝が安かった(汗)
(明日は後編お楽しみ?に♪)
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